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スピリトーク(第3章)<全属性/銀枠、金枠>

【ヨイドレ】オトナの呑み方

  • ヨイドレ
    ウィ~。ヒックラ、ヒックラ。
    オンメ、いいもん持ってるじゃないかよう。
    それ、オラにくれよう。
    ヨイドレ
    え? もらったものだからダメだって?
    いいじゃないかよう!
    いいから貸せってばよう!
    ヨイドレ
    ぐびぐび。
    ぐびぐびぐび。
    ・・・・プハ~~~ッ!!
    ヨイドレ
    ん? これ、酒じゃないなぁ?
    んん? あの妖精が作ったジュース?
    なんだぁ、これじゃ酔っ払えねえよう。
    ヨイドレ
    チャボは呑まねえのかよう。
    なんだぁ、いい子ちゃんばっかだなあ。
    オラの晩酌に付き合えよう、ヒック。
    ヨイドレ
    オラの酒がぁ、呑めねぇって言うのかよう。
    ほらほら、呑め呑め。
    呑め呑めよう。
    ヨイドレ
    って、オンメにあげる酒は一滴もねぇよう。
    オラが全部残らず呑むんだい。
    キャッチ・アンド・リリースの精神だい。
    ヨイドレ
    やいやい、カンパイしろよう。
    やっぱ、オンメに酒はまだ早かったからよう。
    ジュースでいいから付き合えよう!
    ヨイドレ
    ほいじゃ・・・・
    カンパーーーーイ!!!
    ヨイドレ
    ぐびぐび。
    ぐびぐびぐび。
    ・・・・プハ~~ッ!! プハッハ~~~ッ!!!
    ヨイドレ
    今まで、相手が酒じゃないカンパイは
    ツマンナイと思ってたけどよう。
    チャボとのカンパイは楽しいなぁ。
    ヨイドレ
    なぁ、明日も付き合えよう。
    オンメはジュースでいいからよう。
    ウィ~、ヒック。
    ヨイドレ
    いつか、オトナの呑み方を教えてやるよう。
    ウィ~、ビックン・・・・。
    ・・・・・・・・ぐー・・・・。

【ヨイドレ/進化後】のんべえハート

  • ヨイドレ
    ヒックラ、ヒックラ。
    ウィ~、ヒックン! うぷ。
    チャボ~、どこに行くんだよう。
    ヨイドレ
    オラは今、超~絶・・・・イイ気持ちなんだよう。
    ウィ~、ヒックラ。
    このまま、死んでもよい~・・・・。
    ヨイドレ
    ・・・・ハッ、今のは言いすぎ!
    オラは死なないんだよう!
    オラが死んだら、悲しむヤツがいるんだよう。
    ヨイドレ
    だ、だれかって?
    そんなヤツいない、みたいな
    言い方すんなよう!
    ヨイドレ
    オラが死んだら、オンメは
    さびしがってくれないのかよう。
    ずびっ・・・・。
    ヨイドレ
    そんなん、ひでえよう。
    オンメは、泣かないのかよう。
    つれえよう。さびしいよう。
    ヨイドレ
    ヒトのココロがあるなら、泣いてくれよう。
    オラはオンメのココロが分からねえよう。
    鬼に、ココロはないのかよう。ずびっ。
    ヨイドレ
    オラはよう。
    これでも一生懸命、生きてんだよう・・・・。
    ヨイドレ
    なのにそんな言い方、ひどいじゃないかよう。
    精霊に形はないけどよう、
    ココロはあんだよう!
    ヨイドレ
    あんだよう・・・・。
    あったかいココロが・・・・あんだよう。
    しくしく。
    ヨイドレ
    愛してくれよう・・・・ずびっ、ぐずぐず。
    しくしく。ぐじゅぐじゅ。
    ずび・・・・。
    ヨイドレ
    ・・・・ぐごー。
    オラは・・・・チャボがいなくなったら・・・・
    絶対・・・・泣くよう・・・・。
    ヨイドレ
    ぐごー、ぐごー・・・・。
    ずびっ・・・・ひっく。

【ノノンカ】ぺったりすきすき

  • ノノンカ
    チャボー!!
    きたー! ノノンカ、まってたー!
    あそぼー! あそぼー! にゃはははっ!
    ノノンカ
    チャボ、ひまー!
    ノノンカ、いっしょ! いっしょ!
    にゃはは! ぺたー!
    ノノンカ
    ・・・・ぶー。
    ぺたー、するー!
    チャボ、ノノンカ! いっしょ!
    ノノンカ
    やー! いっしょ、いくー!
    やーやー! やー!
    わぁあんっ! ノノンカ、やーっ!!
    ノノンカ
    ぐしゅ、ぐしゅ・・・・っ。
    チャボ・・・・
    ノノンカ、きらいー・・・・?
    ノノンカ
    ノノンカ、チャボ・・・・しゅきー・・・・。
    きらい、やー・・・・。
    しゅき、ぺたー・・・・しゅるのー・・・・。
    ノノンカ
    ・・・・!
    チャボ、ノノンカしゅきー?
    わー! やったー! やったー!
    ノノンカ
    ノノンカ、もっとしゅき!
    チャボ、ずーっとずーっとぺたー!
    にゃはは! チャボ、すーきー!!!

【ノノンカ/進化後】おとなになるって

  • ノノンカ
    チャボ、チャボ~!
    こわいゆめ、こわいゆめ!
    ノノンカ、ちから、なくなる! こわいゆめ!
    ノノンカ
    チャボ、いっしょ、いけない・・・・。
    よわい、ノノンカ、いらない!
    チャボ、きらわれる・・・・。やーっ!!
    ノノンカ
    ノノンカ・・・・。
    ノノンカ、おとなに、なる。
    そしたら、ちから、なくなる・・・・。
    ノノンカ
    こわい、ぷるぷる。
    チャボ、ノノンカ。いっしょ!
    つよくなる、いっしょ! いっしょ!
    ノノンカ
    いっしょ・・・・。
    チャボ、ノノンカ。
    いっしょ、なくなる・・・・?
    ノノンカ
    チャボ、たしゅけて。
    ノノンカ、おとな、やー・・・・。
    ぎゅー、してて・・・・。
    ノノンカ
    ・・・・・・・・。
    チャボ・・・・。
    いつか・・・・おとな、なる・・・・?
    ノノンカ
    おとな、こわい。
    ノノンカ、おとな、なる・・・・。
    きらい。きらい。だいっきらいー!!
    ノノンカ
    チャボ、おとな、なる・・・・。
    こわいゆめ・・・・。ぶるぶる。
    ノノンカ
    チャボ、よしよし、してー。
    ノノンカ。
    おとな。ならないように。
    ノノンカ
    おとな。なっても。
    ずーっと、いっしょ。
    いてー・・・・?
    ノノンカ
    ・・・・にゃははっ!
    にゃははは~っ!!
    ノノンカ
    こちょこちょ、やー!
    チャボ! やー!
    にゃははははははっ!!!
    ノノンカ
    チャボ、こどもー!
    ノノンカも、こどもー!
    ずーっと、なかよしー!!
    ノノンカ
    ・・・・・・・・。
    ノノンカ
    ・・・・おとなの、ノノンカとも。
    いつまでもこうして、
    仲良くしてくれる・・・・?

【ヴァンシイ】笑い上戸なだけやき

  • ヴァンシイ
    あーっはっはっはっは!
    あは、あっは、あーーっはっはっはっは!
    あはははははは! あーっはっはははははは!!
    ヴァンシイ
    あー・・・・おかしい。
    あら、誰やと思いよったらチャボかえ。
    どうしたが? うちに何か用があるが?
    ヴァンシイ
    うん?
    なんでうちが、いっつも笑いゆうがやって?
    アハッ! その質問が、おもろいわ。
    ヴァンシイ
    そうやねぇ。
    笑いゆうと、気が楽ながよ。
    なんも考える必要がないっていうか・・・・。
    ヴァンシイ
    周りのことが、どうでもええわってなるがよ。
    あんたも楽になりたいとき、あるやろ?
    ヴァンシイ
    そういうときは、なんも考えずに笑うちょき。
    もう、ワケわからんぐらいに笑うちょき。
    ヴァンシイ
    そうするとね。
    あぁ、うちって笑えたんやなぁって
    思えるがよ。
    ヴァンシイ
    うち、今はこんなんやけど
    若いころは結構、苦労しよったがで?
    ヴァンシイ
    ・・・・なーんて。あはははっ!
    何ぃ、その顔?
    ほんまにつらいことがあったように見えるが?
    ヴァンシイ
    あんたのその顔が見たかっただけやき!
    冗談や、冗談。
    うちが昔、つらかったなんて・・・・。
    ヴァンシイ
    今の方が、何倍も。
    生きちゅうだけでつらいのに。
    ヴァンシイ
    クスッ。あは・・・・あっはっはっは!
    あーーはっはっはっは!
    もう、面白い顔せんといてや!
    ヴァンシイ
    冗談、冗談。
    ぜーんぶ、冗談・・・・。
    あっはっはっは! あーはっはっはっは!!

【ヴァンシイ/進化後】泣くことも笑うことも

  • ヴァンシイ
    あっ、チャボ。
    あっはっはっは! 機嫌よさそうやん。
    ヴァンシイ
    なんかあったが?
    って聞きたいところやけんど・・・・
    あはははっ! その顔、おっかしいちや。
    ヴァンシイ
    悪い意味やないで?
    だって、そんな満面の笑みで歩きよったき・・・・
    アハッ! うちまで笑っちゃうわ。
    ヴァンシイ
    あんたを見てると
    本当に毎日楽しゅうて、しあわせで。
    生き生きしゅうのが分かるがよ。
    ヴァンシイ
    でも、その裏にはきっと
    誰も知らん、もうひとつの顔がある。
    あんたがはそれを、隠して生きている。
    ヴァンシイ
    あはは・・・・変な話やないきに。
    ヒトは、誰しもそうやんか。
    本当の顔なんて、誰にもわからない。
    ヴァンシイ
    ほら、チャボ。
    うちの顔を、見つめてみい。
    うちの表情が、わかる?
    ヴァンシイ
    ・・・・
    ・・・・・・・・アハッ。
    ヴァンシイ
    あっはっはっは!
    もう・・・・これ以上、笑わせんといてや!
    にらめっこしゅうがやないがやき!
    ヴァンシイ
    あんたの顔を見ゆうと、まっこと・・・・
    色んなことが、どうでもようなる。
    不思議やね。
    ヴァンシイ
    明日、この世界が
    いきなり無くのうても・・・・
    そんなことも、どうでもええわってくらいに。
    ヴァンシイ
    ・・・・って。
    冗談や、冗談!
    あははっ! あっはっはっはっはっは!!
    ヴァンシイ
    あんたが、うちの顔を見とうなったら
    いつか、おかしゆうなるくらいに見せちゃるき。
    ヴァンシイ
    そのままおかしゆうなっても
    知らんけんどね・・・・。
    クスッ・・・・あははっ! あーっはっはっはっは!

【ブルーサタン】悪魔の声ば聴げ!

  • ブルーサタン
    チャボ、そこさいたか!
    まだ挨拶が済んでいなかったかきやの。
    わんつか付き合え、いいだべ?
    ブルーサタン
    改めて、僕ん名はブルーサタン。
    この名前さ、聞き覚えがあらだべ?
    ブルーサタン
    んだ。赤い悪魔レッドサタンだ。
    僕は、あいづと双璧ばねしていた。
    だから、こう呼ばれていらのさ。
    ブルーサタン
    実はぎみの噂は、レッドさ聞いていてきゃ。
    ぎみのごどは、たんげ気さ入っていたし。
    だから、僕も会いさ来た。
    ブルーサタン
    ぎみの顔つき・・・・。
    一見のんびりしていらしうさ見えらが
    本当は、んだではねえのだべ?
    ブルーサタン
    ある意味、レッドの野郎さ似ていらし。
    あいつも普段は、なんも考えてねしうの
    ヘラヘラ能天気さ笑っているフリばして・・・・
    ブルーサタン
    腹の底では、僕さえ太刀打ちでぎない
    アツい闘志が秘まなぐらえでるんだ。
    僕はあいづの、んだいうどごば認めでいら。
    ブルーサタン
    だから、チャボ。
    ぎみがら似たしうのニオイば感じたってのは
    悪り意味だばねんだし。
    ブルーサタン
    僕も、戦うごどが好きの戦闘民族さ。
    今度な、手こ合わせさ。
    ブルーサタン
    その時に。
    僕が本気ば出してあげきやれらかは・・・・
    ぎみの実力次第だげれど、ね。

【ブルーサタン/進化後】誰さも言うな!

  • ブルーサタン
    やぁ、チャボ。
    ぎみとはもう、長げんた付き合いだし
    言っておかんきゃ、いげねえごどがあっての。
    ブルーサタン
    聞いて驚ぐのし?
    いや、驚ぐのどいうよりも
    その・・・・なんだ。引ぐなと言うべきか・・・・。
    ブルーサタン
    ・・・・あの、な。
    実は、お・・・・おなごが苦手のんだ。
    何んぼも、目ば見で話せない。
    ブルーサタン
    ぎみは、何さ前にしでも物怖じしないがらの。
    クソ・・・・
    どしたきや、緊張ないでいられる?
    ブルーサタン
    ば、バカにさすらな!
    何して話せねえのかって、そりゃ・・・・。
    ブルーサタン
    な、なしてもだ!
    野郎の方が、気楽でいい。
    目ば合わせでも、何んども思わねえからの。
    ブルーサタン
    ん? あんだ?
    「それだど一生、好きのヒトがでぎん」と・・・・?
    ブルーサタン
    フン、余計な世話だ。
    誰さにモノば言っていら?
    僕にも、好きなおなごぐらい・・・・。
    ブルーサタン
    ハッ!!
    い、今のは誰さも言うな!
    ブルーサタン
    特に、レッドの野郎さには・・・・。
    あいづの隣さ咲いてる花のおなごが
    何んぼ可憐だば、僕には関係ないごとだ!
    ブルーサタン
    のんだ?
    なんが言いだいごどがあらのだな?
    ・・・・もう、いいだろ。
    ブルーサタン
    まったぐ、何んの話ばしていらんだ。
    僕は・・・・。

【コイル】伝説のマッサージ師

  • コイル
    チャボさん!
    なんだかお疲れのように見えるジジ。
    コイルに診せてもらえるジジ?
    コイル
    何を隠そう・・・・
    コイルは、自分で言っては何でぃすが
    天才マッサージ師なのでジジ!
    コイル
    どれどれ、遠慮はいらないでジジ。
    チャボさんは、働きっぱなしでぃすから
    さぞかし肩がコリコリで・・・・。
    コイル
    ・・・・ジジッ?
    おかしいでジジ。
    全然コリコリの気配がしないでジジ!
    コイル
    チャボさん、もしかして・・・・。
    全然、カラダの疲れを感じないタイプでジ?
    コイル
    ・・・・ほうほう、やっぱりでジジ。
    その屈強な精神と肉体は、
    まさしくレッドキャップでジジ~。
    コイル
    でも! チャボさん。
    「リラクゼーション」というものがあるでジジ。
    簡単に言えば、息抜きみたいなものでジジ。
    コイル
    何も考えずに、そこに座るでジジ。
    コイルに任せておけば
    すぐに気持ちよ~くなっちゃうでジジ!
    コイル
    目を閉じて・・・・
    行くでジよ?
    コイル
    ビリッ・・・・
    ビリビリビリビリ~~ッ!!!!
    コイル
    ビリ・・・・あれ?
    ほんぎゃ!! チャボさん!?
    チャボさーーーーん!!!!
    コイル
    このあと、チャボが目を覚ましたかは
    誰も知らない・・・・・・・・。
                       ~終~

【コイル/進化後】世界一リラックス!

  • コイル
    チャボさん、調子はどうでジ?
    毎日の働きぶり、見上げたものでジジ。
    コイル
    そこでコイル、
    毎日頑張っているチャボさんに
    気合の入ったマッサージをしてあげたいのでジジ!
    コイル
    ジジッ!
    イ、イヤなんて言わないでほしいでジ!
    コイル、もう失敗しないジジ~!!
    コイル
    ・・・・え? ホントでジ?
    コイルに、マッサージさせてくれるでジ?
    ホントのホントでジ?
    コイル
    わーい、やったでジジー!
    気合を入れて、癒すでジ~!!
    コイル
    チャボさん。
    村のみなさんもそうでぃすが、
    コイルたち精霊も、感謝なのでジジ!
    コイル
    これからも、チャボさんには
    もっともーっと元気でいてほしいでジジ。
    コイルたちからのお願いでジジ。
    コイル
    さぁ、そこに座るでジジ。
    ゆっくり深呼吸をするでジジ。
    さんはい、すぅー・・・・はぁー・・・・。
    コイル
    今回はスペシャルで・・・・
    行くでジよ?
    コイル
    シビッ・・・・
    シビシビシビシビ~~ッ!!!!
    コイル
    シビ・・・・ほら!
    全身がすーっと軽くなったでジジ!?
    コイルも嬉しいでジ~!
    コイル
    わーい! わーい!
    またコイルにお世話になりたくなったら、
    いつでもお声がけしてほしいでジジ!
    コイル
    今ならキャッシュバック中で
    お友達、おひとりさま紹介につき
    ゴルド丸太をプレゼントするでジジ!
    コイル
    それじゃあ、チャボさん。
    コイルは、次のお客さんの所に行ってくるでジ!
    またシクヨロでジジ!!

【オノドリーン】万物の生みの親

  • オノドリーン
    貴様、そこで何をしている?
    まったく、顔が見えないかと思えば・・・・。
    オノドリーン
    ・・・・む?
    ブラウニーの娘に頼まれて、
    花を摘んでいるだと?
    オノドリーン
    ・・・・怒ってなどおらぬわ。
    根を摘まれたからと言って、
    いのちの灯は、まっさらに消えぬ。
    オノドリーン
    自然を「美しい」と愛でられるのは、悪くない。
    我も王の身・・・・。
    みなが、子のようなものだ。
    オノドリーン
    ゆえに、子がより愛されるのならば
    無理にその場で
    根を張り続ける必要もない。
    オノドリーン
    寝床は、毎日替えるくらいが丁度良い。
    いつまでも甘えているよりも
    知らぬ何処かへ飛び立つ方が早熟だ。
    オノドリーン
    貴様も、新たな住処を作ったであろう。
    生きるとは、そういうことだ。
    我々は運命というものに従ってきた。
    オノドリーン
    だが、チャボよ。
    貴様は、何度も運命に抗ってきたはずだ。
    そうだろう。
    オノドリーン
    すべてのいのちは、自然の一部に過ぎん。
    形あるいのちも、形ないいのちも、
    源泉はみな同じく、平等なのだ。
    オノドリーン
    根底は同じものが、
    運命の選択によって美しくもなり、
    時に穢れを知ることとなる。
    オノドリーン
    だが、それはすべて
    いのちの美しさと言えよう。
    オノドリーン
    この自然は、すべて我の子に等しい。
    愛することができなければ、
    親ではない。
    オノドリーン
    そういう意味では、貴様も子だ。
    我の血を継いだ子は、ひとり娘だけだがな。
    オノドリーン
    ・・・・風が、また泣き始めた。
    おとなしく、
    眠っていろと言ったのに・・・・。

【オノドリーン/進化後】子供じみた、

  • オノドリーン
    ・・・・チャボよ。
    花を、見ているのか。
    オノドリーン
    その花は、貴様が見ているよりも
    ずっと旧く、歳を重ねている。
    オノドリーン
    精霊のいのちも同じく、
    決まって外見にあらわれるものではない。
    老いたように見え、若いものも数多いるのだ。
    オノドリーン
    貴様が歳を重ねたとき、
    姿が変わりゆくものもいるであろう。
    オノドリーン
    形ないいのちである我らと、
    形あるいのちの貴様らは、
    流れている「時」は同じくして、異なるものだ。
    オノドリーン
    同じ時を生きようとすれば、
    必ず障害が起こる。
    それが、異なるいのちを得たもの同士の運命。
    オノドリーン
    一時交わったとしても、
    絡んだ糸はほつれ、いつか別離する。
    その運命から抗うことなど、有り得ない。
    オノドリーン
    幼き娘は、まだそれを理解できぬ。
    女王として、許されぬ未熟さ。
    いつか、捨てなくてはならない青さ。
    オノドリーン
    無慈悲な父親と思われても構わぬ。
    我も、かつて手放してきたものがある。
    ・・・・自らの手によって。
    オノドリーン
    チャボよ。
    貴様がいつまで生きながらえるのか、
    それは貴様の生き方次第だが・・・・
    オノドリーン
    そのいのちがある限り、
    娘を・・・・
    ドリアリーを、頼むぞ。
    オノドリーン
    名も知らぬ感情を思い起こすことで、
    娘を苦しめることは、我にはできぬ。
    これが、我の我儘だ。
    オノドリーン
    ・・・・娘の「わがまま」よりも
    ずっと身勝手で、子供じみた我儘だがな・・・・。

【ルネ】白亜の記憶

  • ルネ
    ドゥドゥドゥドゥ~~~ン!!
    チャボ~! ボクだよ!!
    ボクが誰だか、わかるよね!?
    ルネ
    ボクはパピドゥ・・・・もといルネ!
    キミがご飯をくれたお返しに
    ボクが仲間になるのは運命だったんだ!
    ルネ
    キミの軌跡、全部見せてよ!
    ・・・・なぁんて言っても、
    ボクはキミのことをいっぱい知ってるよ!!
    ルネ
    ふっ、なぜかだと?
    決まっているだろう。
    他の精霊どもの記憶があるからだ。
    ルネ
    貴様はその瞳こそ、ウッ・・・・美しい!!
    ではなく、如何にもあどけない未熟な顔だが、
    過去に歩んできた道は残忍なものだ。
    ルネ
    まだアナタのそんな姿を
    知らない子たちも多いみたいだワ。
    オネーサンは分かってるけど。ウッフン。
    ルネ
    確かに、今のアナタのその顔を見て
    その正体を知り得る方法はないわネ!
    ウフ、だから面白いんだワ。
    ルネ
    ・・・・、
    ・・・・・・・・。
    ルネ
    ふふっ、でもね。
    僕は、僕自身で
    君のことを知るのが楽しみなんだ。
    ルネ
    けれど、どこまで蓄積できるかな。
    それもまた・・・・エン・ポラ!
    ・・・・楽しみで仕方がないよ。

【ルネ/進化後】もいちどお願い

  • ルネ
    昨日のお前と、今日のお前!
    同じ奴なのに、
    全然違うように見えるのはなんでだろうな?
    ルネ
    俺の記憶が、消えていくからか?
    それとも、お前が毎日
    何かしらの変化ってのをしてるからかもな!
    ルネ
    貴公と話したり、一緒にいるのが楽しいのじゃ。
    貴公に出会えて、幸せになったと思うのじゃ。
    じゃがそれも、いつか忘れていくのじゃろう。
    ルネ
    我は、貴公がうらやましい。
    貴公は、みなに愛されておる。
    じゃが我は、我という存在を愛されたことがない。
    ルネ
    誰かの~♪ 一部分を~♪ つなぎ合わせて~♪
    あたしという~ ♪ 作品~♪ になるの~♪
    でもそれは~♪ あたしでは~ないの~♪
    ルネ
    「あたし」って~♪ なんなの~♪
    「自分」って~♪ なんなのよ~~♪
    「あたし」って~♪ とっても~もろいのね~♪
    ルネ
    そう。何千何万の時を過ごしても、
    一瞬で崩れ去る砂の城のように、
    私の記憶は、薄れて・・・・
    ルネ
    ポラ~・・・・。
    もう、手の届かないところに
    行ってしまったではないですか。
    ルネ
    ・・・・でもね。
    ルネ
    記憶が無くなるなら、
    また、なーんにも知らないココロで
    アニャタと出会うことができるニャン!
    ルネ
    今はさようにゃら、チャボ。
    明日、もういっかい顔を合わせたら
    またおともだちになってくださいニャン!!

【ゲルド】義賊団体の・・・・

  • ゲルド
    ギッギッギ。
    ギッギッギッギ。
    ギッギッギ。
    ゲルド
    よお、お前の噂は知ってるぜ。
    T3Xの3バカ衆を
    束ねてくれちゃってるらしいじゃねえか。
    ゲルド
    そういうお前はなんなんだって
    目をしてやがるな。
    ゲルド
    そうだな、その通りだぜ。
    あいつらを束ねるのは
    もともと、俺の仕事だからよ。
    ゲルド
    俺の名は、ゲルド。
    ギッギッギ。
    能天気クソ義賊団の元締めだと思っとけ。
    ゲルド
    あのアホどもを従えるなんざ
    お前も相当のモノ好きだぜ。
    間抜けが移る前にやめとけ、ギギッ!
    ゲルド
    一番のモノ好きっちゃ、
    ノッティの野郎に限るがな。
    面白れえ奴だぜ、バカな子ほどバカだからな。
    ゲルド
    おい。俺のことは、
    子分どもに他言すんじゃねえぞ。
    ダンティの坊主と、ポポちゃんのことだ。
    ゲルド
    ギッギッギ。
    男ってモンは、秘密を作りたくなんのよ。
    その契りを守りてえからな。
    ゲルド
    お前のその緩んだクチが、
    この秘密を最後まで守れたら・・・・
    楽しいショウを魅せてやるぜ。
    ゲルド
    ギッギッギ!
    ギッギッギッギッギ!
    ギッギッギッギッギ・・・・!!

【ゲルド/進化後】ゲルドの場合

  • ゲルド
    ギッギッギ!
    調子はどうだ、チャボ!
    生きてるようで何よりだぜ。
    ゲルド
    その顔を見るに、
    漢の契りは破ってねえみてえだな。
    あん?
    ゲルド
    ギッギッギッギ。
    お前は誰よりノンビリした顔をしてるが、
    仁義は通すってぇ瞳をしてるからな。
    ゲルド
    コッチ見な、チャボ。
    俺の期待を裏切らなかった代わりに
    約束したショウを魅せてやるぜ。
    ゲルド
    ・・・・ん?
    「やめておけ」と、
    ノッティの野郎に言われただと?
    ゲルド
    ギッギッギ!
    ギッギッギッギ!
    ギッギッギ!!
    ゲルド
    アイツも言うようになったじゃねえか!
    ノッティのクソ野郎!!
    ギッギッギッギ!!
    ゲルド
    いいぜ、その言いつけを聞いてやる。
    アイツも俺にクチ聞くようになってきたか。
    ギッギッギ・・・・。
    ゲルド
    ・・・・救われたぜ、チャボ。
    だが、お前が見たくなった時に
    また声かけてもいいぜ。
    ゲルド
    その時は、金でも持ってきな。
    もうひとつ、灯が消えたいのちがあるといい。
    ギッギッギ・・・・。
    ゲルド
    ギッギッギッギ!
    ギッギッギッギッギッギ!
    ギッギッギッギッギッギッギ!!

【アポロカリフ】魂を喰らう

  • アポロカリフ
    貴様、チャボ・・・・。
    我モ・・・・戦イニ連レテ行ケ・・・・。
    アポロカリフ
    宛テモ無ク、朽チ果テルイノチ。
    我が、残ラズ回収シテヤロウ。
    貴様が手ヲ下ス必要ハ、微塵タリトモ無イ・・・・。
    アポロカリフ
    ソノ刃ニカケルモノ、我ノ獲物ダ。
    我二差シ出セ。献上シロ。
    裁キヲ下シ、堕チル先ヲ決メテヤル。
    アポロカリフ
    逆ラオウトスルナラバ、
    貴様モ審判ノ覚悟が、デキテイルトイウコト。
    望ミ通リニ、シテクレヨウ。
    アポロカリフ
    ・・・・ン?
    何ダ、コノニオイハ・・・・。
    マッタリト、香バシイヨウナ・・・・。
    アポロカリフ
    ケーキ、ダト?
    ケーキ・・・・トイウノハ、菓子ノコトカ?
    ・・・・フム。甘ク、トロケル・・・・。
    アポロカリフ
    ・・・・ム。
    食べタイノナラ、我ノ分モアル・・・・ダト?
    イヤ、シカシ。ムム。ケーキ・・・・。
    アポロカリフ
    ・・・・ヒトツ、モラオウ。
    話ハ、ソレカラダ。
    ケーキ・・・・ケーキ・・・・ブツブツ。

【アポロカリフ/進化後】何より大事なこと

  • アポロカリフ
    止マレ、チャボ。
    我二付キ合エ、暇ダロウ。
    アポロカリフ
    狩ル魂ガ無ク、退屈シテイタトコロダ。
    貴様、相手ヲシロ。
    アポロカリフ
    我が負ケレバ、好キニシテ構ワヌ。
    精霊二ハ、魂ト呼バレルモノガ無イガナ。
    似タヨウナモノハアル。
    アポロカリフ
    サァ来イ・・・・チャボ、ヨ。
    我二適ウカ?
    クルルック・・・・。
    アポロカリフ
    ・・・・
    ・・・・・・・・。
    アポロカリフ
    トコロデ、チャボヨ・・・・。
    今日ハ、ケーキノ日デハナイノカ?
    アポロカリフ
    ・・・・。
    ・・・・ソウカ、焼イテイナイノカ。
    フム・・・・。別に、イイガ・・・・・・・・。
    アポロカリフ
    ・・・・ム。
    ケーキデハナイガ、ワッフルナラ焼イテイル?
    ワッフル・・・・ムム。ワッフル。
    アポロカリフ
    ・・・・貴様ガソコマデ言ウノナラ、
    ヒトツ、モラオウ。
    ソノ、「アロエワッフル」トヤラヲ。
    アポロカリフ
    ム?
    魂ノ話ナド、後ダ。
    アポロカリフ
    今ハ、甘イ菓子が先決・・・・ルルリララ。
    ルルララ、ルッタララ。

【ラミアンジェ】情欲の誘惑

  • ラミアンジェ
    チャボちゃん!
    どこに行くのん?
    ついて行ってもいいでしょ?
    ラミアンジェ
    いやん。そんなに真っ赤になっちゃってん!
    おまえってば、やっぱりカワイイわん。
    あたし、気に入っちゃったん。
    ラミアンジェ
    イジメてるわけじゃないのよん。
    あたし、ウソつかないのん。
    ほんとの気持ちなんだからん!
    ラミアンジェ
    でも、でもぉ。
    いつかあたしを捨てて、遠くに行くのん。
    おまえ、おなじ瞳をしてる。
    ラミアンジェ
    あたし、その眼を知ってるわん。
    星の数ほどいるオトコの中で、
    チャボちゃんがふたりめよん。
    ラミアンジェ
    おまえのことが気に入っちゃった、
    あたしが悪いなんて言わせないわん。
    だって、気持ちは止められないものん。
    ラミアンジェ
    ねぇ、チャボちゃん。
    いつか、あたしのホントの姿を見ても
    今のままでいてほしいのん。
    ラミアンジェ
    あたし、もういっかいだけ信じたいのよん。
    自分をキライになりたくないのん。
    だから、信じさせてん?
    ラミアンジェ
    あん。
    どうして、おまえがそんな顔するのん?
    メソメソしたら、いやん。
    ラミアンジェ
    ・・・・でも、嬉しいわん。
    チャボちゃん、デートに連れてってん!
    たっぷりお礼をしてあげる~ん。うっふん。

【ラミアンジェ/進化後】ホントのあたし

  • ラミアンジェ
    チャボちゃん、ビックリしたでしょ?
    分かってるのん。
    なんにも言わなくてもいいわん。
    ラミアンジェ
    あたし。
    チャボちゃんが生まれるより、
    ずっとずっと昔、好きなヒトがいたのん。
    ラミアンジェ
    そのヒトも、あたしを好きだったわん。
    毎日、幸せな日々を送ってたのん。
    すごく、好きだったわん。
    ラミアンジェ
    好きだから、信じてたのん。
    彼も、あたしを信じてると思ってたん。
    ううん。お互いに、その時までは・・・・。
    ラミアンジェ
    あたしの「美貌が好きだった」って。
    ・・・・そんなこと言わなくても
    分かってるわん。
    ラミアンジェ
    あたし、すごく美しいものん。
    闇精霊は特に美しいって言われてるけど、
    その中でも抜群に美しいんだものん。
    ラミアンジェ
    リーサちゃんは悪くないけど
    特にあの・・・・チャラ? とか言うのん?
    全っ然、大したことないわん!
    ラミアンジェ
    こほん。話が逸れたわん。
    それで、彼はあたしのこの脚を見て
    永年と約束した愛の契りを破ったのん。
    ラミアンジェ
    あたし、今まで一度も
    捨てられたことなんかよかったわん。
    だって、全部あたしが弄んできたんだものん。
    ラミアンジェ
    だから、ホントはねん。
    もう信じることもやめてるのん。
    誰も、ホントのあたしなんか愛してくれないわん。
    ラミアンジェ
    ・・・・え?
    おまえ、今なんて言ったのん?
    ラミアンジェ
    ・・・・
    ・・・・・・・・。
    ウソ・・・・ウソよ。だって・・・・。
    ラミアンジェ
    あのヒトが、言ったもの。
    あたしの脚は醜いって。
    だからあたし・・・・ずっと・・・・。
    ラミアンジェ
    「今の方がずっといい」なんて、
    言ってくれるなんて、思わなくて・・・・。
    あたし・・・・あたし・・・・。
    ラミアンジェ
    うわぁああぁあぁあああん!!
    ずっと怖かったのぉ!!
    また、嫌われるんじゃないかって・・・・!
    ラミアンジェ
    うぇ、ずび・・・・っ。
    あ、ありがとなのん。チャボ・・・・。
    すっごく・・・・ひっく。嬉しかったわん。
    ラミアンジェ
    そのままが一番・・・・あたしも、そう思うわん。
    だって、ホントのあたしが
    美しくないわけがないものん!
    ラミアンジェ
    チャボ?
    おまえ、やっぱりいいオトコ!
    あたしのカレシにしてあげるん! ウッフン。