リンクトーク③(第2章)
【ロペス、ホリー、アーヤ】日常のキオク
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- ホリー
- あ~、ロペス~。
また~
こんなとこで~ねてる~。
- ロペス
- うわ・・・・。
ホリー・・・・。
- ロペス
- なんだ・・・・。
ここにいれば・・・・。
誰にも見つからないと・・・・思ったのに・・・・。
- ホリー
- みつかるよ~。
だって~。ホリーも~ここ~おきにだもん~。
いっしょに~、ねよう~。
- ロペス
- やだよ・・・・。
ヒトといるのが嫌で・・・・ここにいるのに・・・・。
- ホリー
- え~?
ひどいよ~。
ロペスの~くせに~いじわる~。
- アーヤ
- ・・・・あれっ?
こんなところで、何やってるの!?
- ホリー
- あ~、アーヤ~。
ロペスとね~、なかよく~おひるねたいむ~。
アーヤも~、ねる~?
- アーヤ
- やぁよ。
アーヤ、オトシゴロだもん!
- アーヤ
- お兄ちゃんたちとは寝ないのっ!
もう昔とは違うのっ!
- ホリー
- むかしと~ちがうのは~いいけど~。
アーヤ~、そのしゃべりかた~、
へんだから~やめたほうが~いいよ~。
- ロペス
- ・・・・・・・・、
・・・・気持ち悪いしね・・・・。
- アーヤ
- き、気持ち悪いって!
ひっどーい!
- アーヤ
- グダグダ食って寝てるだけのテメーらに、
言われたくねーっての!!
- ホリー
- あ~、おこった~。
でも~・・・・。
- ホリー
- ホリーは~
そっちのアーヤのほうが~、
あんしん~するよ~。
- ロペス
- ・・・・・・・・、
・・・・気持ち悪くないしね・・・・。
- アーヤ
- うっ、うるさいうるさーーーーい!!
アーヤだって、わかってるもん!
うわーーーーん!!
- ホリー
- あ、アーヤが~・・・・。
- ロペス
- な、泣いた・・・・。
- アーヤ
- ・・・・なんて言うと思ったか!?
こンのカーテンきょうだい、
まとめて絞り上げてやるッ!!
- ロペス
- ぐえっ・・・・!
- ホリー
- ああ~、ロペス~。
ホリーは~、ホリーは~・・・・。
- ホリー
- みすてて~にげる~。
- アーヤ
- オイコラ!
待ちやがれーーーー!!!!
【クラシー、モナ】ミライのキオク
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- モナ
- あの、あの。
そこのヒト、少しモナの話を
聞いてくださらないかしら?
- クラシー
- ソコノヒト ワタシノコト
- クラシー
- エエ イイデスヨ
イマ スッゴク タイクチュ デスノデ
- モナ
- わぁ、良かったですわ。
それでは・・・・。
- モナ
- 実はモナ、予知能力があるようで。
みなから
未来を見てくれとお願いされるのです。
- モナ
- でもモナは、自分から未来など見られませんし、
そんな大層な責任もないのです。
ですからモナ、不安で、不安で・・・・。
- クラシー
- ソウナノデスカ
デシタラ ミナケレバ ヨロシイノデス
- モナ
- えっ!?
見なければいいのですか!?
- クラシー
- ハイ
ミナケレバ ヨロシイノデス
- クラシー
- ダッテ アナタハ ヤリタクナイ
ナラバ ヤラナクテ イイノデス
- モナ
- で、でも・・・・
みながモナを頼りにしています。
それを裏切るなんて、モナには・・・・。
- クラシー
- デアレバ
ミレバ ヨロシイノデス
- クラシー
- アナタノコト アナタガ キメルコトデス
チガイマスカ
- モナ
- そ、それは・・・・。
モナはしたくないけれど、
モナがしなければ、みなが困ってしまうのですよ。
- クラシー
- デモ ミンナニ アワセルト アナタガ コマル
ソレ トテモ イキヅライコト
チガイマスカ
- モナ
- モナが、とても・・・・
・・・・生きづらいこと・・・・。
- クラシー
- ワタシ ワタシガ シタイコト スル
シタクナイコト シナイ
ジブン スキ カワイイ アタリマエ
- クラシー
- ミライシル ミンナヨロコブ
ソレデアナタ ヨロコブナラ
ジブンスキ カワイイ シアワセ
- モナ
- みんな好き・・・・。
かわいい、しあわせ・・・・。
- モナ
- そうですわね。
モナ、自分のことは、自分で決めますわ。
- モナ
- ・・・・
・・・・・・・・モナがいつか、
自在に、未来を見られるようになったら。
- モナ
- 一番に、
アナタの未来を見てしんぜましょう。
- クラシー
- ヒイッ
イラナイ イリマセン
- クラシー
- ミライ シルコト コワイコト
ワタシ ジブン カワイイ キカナイ
- モナ
- ふふ・・・・、くすくす。
わかりました。
ありがとう。不思議な風の精霊さん。
- モナ
- アナタとは、なんだか・・・・
近い未来に、また会える気がしますわ。
【ユズリハ、ナッコ】親友のキオク
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- ユズリハ
- おーーい! ナッコーーーー!!
きいてきいてーーーー!!
- ナッコ
- ユズ、どうしたのです?
と言っても、いつものことですが・・・・。
- ユズリハ
- 違うんだよっ!
今日はとびっきりの大ニュースッ!
- ユズリハ
- レッ・・・・おっとっと!
あの、火の精霊くんと風の精霊ちゃんが、
デートしてたんだって!!
- ナッコ
- まぁ。
それは、とってもおめでたいですね。
でもユズ、あまり言ってはいけないのでは?
- ユズリハ
- うーん、まぁそうだけど・・・・。
でも、ナッコは絶対ヒトに言わないじゃん!
- ユズリハ
- アタシ、
ナッコのそういうトコ好きだし、
いっちばんナッコのこと信用してるんだよ!
- ナッコ
- 確かに、誰かに言うことはしませんが・・・・。
私だけだからと言って、
ユズも気をつけなければダメですよ。
- ユズリハ
- わかってるわかってる!
でもぉ・・・・。
- ユズリハ
- アタシ、ナッコのひみつは知らないんだよね。
あっ!
無理に教えてってワケじゃないよ?
- ユズリハ
- 仲良しでも、ひみつのひとつやふたつあるし、
アタシにだってあるもん!
ナッコに知られるのだって、恥ずかしいこと。
- ユズリハ
- それに、
ナッコのそういうトコロも好き!
なんかミステリアスでカッコいいじゃん。
- ユズリハ
- アタシ! ナッコみたいな女、
目指してるから!
- ナッコ
- そ、そんなのイヤです。
ユズのように明るくて楽しい子が、
私のようになんてなったら・・・・。
- ユズリハ
- あはっ!
目指してはいるけど、ならないよ!
- ユズリハ
- だってアタシはユズリハだし、
ナッコはナッコ!
だからアタシたち、親友なんじゃん!
- ナッコ
- そう・・・・でした、ね。
ありがとう、ユズ。
- ナッコ
- 私も・・・・、
私もユズが、大好きです。
【ヒロタン、ゲムリン】ララバイのキオク
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- ゲムリン
- ラー♪ ララ~♪
ン、ンン・・・・。
- ゲムリン
- ラ、ラ~♪
うん、半音高いほうがいい感じだわっ!
ラ~♪ ララ~♪ ラ~♪
- ゲムリン
- ・・・・
・・・・・・・・あら? どなた?
隠れていないで、出ていらっしゃいな。
- ヒロタン
- ・・・・む・・・・・・・・。
- ヒロタン
- 盗み聞きをするつもりは、
なかったのだが・・・・。
カンゲイ、いたみいる・・・・。
- ゲムリン
- 可愛いお子様ね。
おいくつ?
うふふ、べろべろば~。
- ヒロタン
- まだ・・・・小さいが・・・・、
喜んでいる・・・・ようだ・・・・。
・・・・良かったな・・・・。
- ゲムリン
- 赤ちゃんには、歌や音楽がいいのよ!
すくすく健康に育つ旋律を、
聞かせてあげても、いいかしら?
- ヒロタン
- あぁ・・・・頼む・・・・。
・・・・私も・・・・音楽は好きだ・・・・。
- ゲムリン
- ララ・・・・♪ ララ・・・・♪
ララララ・・・・♪
- ゲムリン
- ・・・・・・・・あら?
どうして、
きみが泣いちゃってるの!?
- ヒロタン
- ウ・・・・ウウ・・・・・・・・。
なんて安らかな旋律なのだろう・・・・。
ウゥ・・・・ウグッ・・・・ズビビッ・・・・。
- ゲムリン
- ちょっと、やぁだ!
涙も鼻水も染み出しちゃってるわ!
んもう、仕方がない子なんだから・・・・。
- ゲムリン
- よーしよし。
おねんね、しょうー♪ またあしたー♪
ましゅまろ、ふかふかー♪ おやすみなさい♪
- ヒロタン
- ウッ・・・・!
その歌は・・・・。
- ヒロタン
- 私が小さい頃に・・・・聞いた子守唄・・・・ッ!
ウゥッ、ウ・・・・。
- ヒロタン
- ・・・・
・・・・・・・・
- ヒロタン
- ・・・・、
・・・・・・・・グー、スピー。
- ゲムリン
- あらぁ、まあ。
安心して寝ちゃったみたいね。
・・・・パパのほうが。