スピリトーク(第1章)<光属性/銀枠、金枠>
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【プラチナ】美の探求
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- プラチナ
- おい、貴様。
手に持っている・・・・そう、それだ。
それを見せてはくれないか。 - プラチナ
- ふっ、疑うな。
私は他人の物は盗らん。
ただ単純に、拝見したいだけだ。 - プラチナ
- ・・・・あぁ・・・・なんと美しいのだ・・・・!
この蒼い宝石は何と言う?
いや、こちらの翠色の石も類を見ん・・・・! - プラチナ
- くっ、この紅の珠もまた美しい。
紫の水晶の煌めきも、これは只者ではない!!
はうっ! 此方からの光源でこんな輝きに・・・・!? - プラチナ
- はぁ・・・・はぁ・・・・私を殺しにかかっている・・・・。
このへんでやめておかねば、
美に命を奪われるのは時間の問題だ。 - プラチナ
- こんな時は、我が左手に埋められし蒼い蝶・・・・。
世界一美しい輝きを見つめて、
気を鎮めるのだ・・・・。すー、はー・・・・。 - プラチナ
- すー・・・・はー・・・・。
・・・・ふぅ、驚かせてすまなかったな。
私は、三度の飯より宝石が好きなのだ。 - プラチナ
- ひとつひとつ、全てが異なる輝きを放っている。
小さなキズでさえ、その表情を変える美に過ぎん。
正直、気が狂うほど大好きなのだ!! - プラチナ
- 貴様の持っている宝石は、妙に質がいい。
気高く、美しく、何より上品さがある。
私は貴様、もとい貴様の宝石の虜だ。 - プラチナ
- またいずれ、いや明日、いや1時間後・・・・。
・・・・10分後に、また見に来るからな!
【プラチナ/進化後】起死回生
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- プラチナ
- やっと来たか、チャボ。
今日も宝石を見せてくれる約束だったからな。
心が急いてしまったのだ。 - プラチナ
- しかし、もう少し遅かったら・・・・
はぁ・・・・はぁ・・・・。
禁断症状が出て、死ぬところだったぞ・・・・。 - プラチナ
- では早速・・・・ぬおっ!?
こ、これは以前は無かった宝石ではないか!!
なぜ入手した瞬間に私を呼ばん!? - プラチナ
- そ、そうか・・・・!
さては貴様、私に気を遣ったのだな?
このレベルでは、私が卒倒してしまうと・・・・。 - プラチナ
- ・・・・そのとおりだ・・・・。
まるで光の海を閉じ込めたような・・・・、
神秘的で・・・・何よりどこか懐かしい輝き・・・・。 - プラチナ
- ・・・・ウグッ!!
私は・・・・もう駄目かもしれん・・・・。
だが・・・・美しい石の前に絶命するならば本望・・・・。 - プラチナ
- チャボ・・・・。
その石を、いつまでも手放すな・・・・。
私との約束・・・・だ・・・・。 - プラチナ
- ・・・・
・・・・・・・・。 - プラチナ
- ・・・・むっ! 生きている!?
あぁ・・・・気を失っただけだったか・・・・。 - プラチナ
- それでは、もういちど見せてくれ!
・・・・うぅっ、美しい!!
バタッ。
【カイロス】とらわれない心
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- カイロス
- よう、チャボ!
フラフラほっつき歩いて、暇そうじゃねえか。
俺も暇なんだわ、わはは! - カイロス
- お前さんは、自由そうでいいよなぁ。
っていってもよ、俺もそれなりに自由だけどな。
自由ってのは、自分で掴むもんだ。 - カイロス
- お前さんが自由だなんてのも、
俺には、そう見えただけだけどな。
気を悪くしないでくれよ。 - カイロス
- 時にチャボ、
何かに失敗した時とかに、
時間を戻したいと思ったことは、あるかい? - カイロス
- 俺はないね!
失敗するも成功するも、自分の責任じゃねえか。
たとえ時間を戻しても、またどうせ結果は同じよ。 - カイロス
- もしその場は回避できたとしても、結局は自分だ。
いつか必ず、また同じ過ちを犯す。
生きるってそういうもんだ。 - カイロス
- 誰かに管理されてるなんて、つまんねえだろ。
まっ、1番つまんねえのは
その他人の時間を管理してる野郎だけどな。 - カイロス
- そんじゃ、また話そうぜ。
俺はちょっくら、そのへんブラついてくるわ。
兄貴に見つかったら面倒だしな!
【カイロス/進化後】時鎖の弟
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- カイロス
- おっ、偶然だねえ。
調子はどうだ? チャボ。
ボチボチってか、わはは! - カイロス
- んぁ、俺か?
俺は今、兄貴の猛攻から逃げてるとこだ! - カイロス
- 俺の紫バージョンみたいなのを見たことねぇか?
あいつ、優しそうなツラしてっけど
俺の前では、鬼の形相になるんだぜ。 - カイロス
- お前さんみたいな、優しい鬼っコロじゃなくてな。
目の色変えて、コレと同じような鎖を
殺す勢いで、ブンブン振り回してくんだ。 - カイロス
- ・・・・あぁ、そういや俺はな。
時鎖の門番つって、
時間軸を保つ役割をしてんのよ。 - カイロス
- 精霊界には2つの世界線があってな。
どっちが本物で、どっちが偽物でもない。
どちらも正で、どちらも虚なんだ。 - カイロス
- 俺は白の世界線、兄貴は黒の世界線。
この時間軸に生きる、それぞれのいのちが
軸を超えて来ると、いわゆる故障しちまうわけだ。 - カイロス
- 今までそんな輩はいなかったし、
見張りっつっても、門に突っ立ってるだけだぜ。
兄貴にやられなくても、退屈で死んじまう。 - カイロス
- それに俺が見てなくても、
なんだかんだ、兄貴がやってくれやがるしよ。
使えるモンは使っとけってな。 - カイロス
- 精霊以外のことはよく知らんが、
たまには違う時間軸に遊びに行くのも、
気分転換にいいだろうぜ。 - カイロス
- 俺は何も見てねえから、好きにしろ!
わはは、そんじゃあまたな!
【ウィルプス】現行犯逮捕
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- ウィルプス
- おぉ、そこにおるのはチャボはん!
儲かっとりますか?
ワイはボチボチでんねん!! - ウィルプス
- いや~、今日もええ天気ですなぁ。
自分、ツキのくせに昼間っからなんやねん!
・・・・って、ツッコミは無しやで~!! - ウィルプス
- そや、チャボはん!
最近、このへんで星ドロボウが出とるで。
ズルがしこい女悪党や! - ウィルプス
- そいつは空に煌めく星たちを、
地上の水たまりに映して、捕まえるんやで。
ほんでもって、ペロリと食うんや! - ウィルプス
- ワイ、もうカ~ッと頭に血が上ってもうて、
こないだ、そいつをビン詰めにしたりましたわ!
小憎たらしくてあかんで、ほんまに! - ウィルプス
- 内側からは、剥がせん護符も貼ったったけどなぁ。
あの顔は、反省しとらん顔や。
ワイには分かるんや!! - ウィルプス
- ええか、チャボはん!
間違っても剥がしたらあかんで!!
【ウィルプス/進化後】忘れてしもたわ
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- ウィルプス
- なははは!
こりゃたまらん!!
だっ、誰か来てえなーー!! - ウィルプス
- チャボはん、いいとこに!!
ワイ、とびっきりのギャグ思いついたんやけど
耳かっぽじってよーく聞いてくれん!? - ウィルプス
- ええか? 行くで・・・・?
・・・・
・・・・・・・・。 - ウィルプス
- ・・・・
・・・・・・・・あれ?
わ、忘れてしもたわ・・・・。 - ウィルプス
- ・・・・ぶっ!
なはははは! い、今のどうやった!?
ごっつうたまらんやろ!? - ウィルプス
- ・・・・え? どこが笑いどころか分からん?
あぁ、今のはな! おもろいギャグが浮かんだのに
忘れてしもたってのがオチで・・・・。 - ウィルプス
- って、説明したらおもんないやろ!
なにやらせとるんや、あんさんホンマに!
内容がないように、なっとるやないか! - ウィルプス
- ん・・・・?
内容が・・・・ないよう・・・・?
ないようが、ないよう・・・・? ・・・・・・・ぶっ! - ウィルプス
- なっはっはっは!!
アカン!! こりゃたまらん!!
おもろくて今のギャグ忘れてしもたわ!! - ウィルプス
- あんさん、なんで無表情のままなん!?
そっ、そのギャグもおもろいわ!
なっはっはっはっは~!!
【シトロリン】マル秘ダイエット
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- シトロリン
- こんにち~。
あちき、シトロリン。
ふらりふらふら、ダイエット中なの。 - シトロリン
- 近頃、ちょっと太っちゃって。
お腹が丸くなっちゃって。
でもやめられなくって。 - シトロリン
- 昔はもうちょっとスリムだったの。
お顔もシュッとして、体だってくびれてたの。
でも今はこの通り、まんまるシトロリン。 - シトロリン
- チャボは、どーーしても
我慢できない時って、どうしてるの?
女の子の悩みに協力してほしいの。 - シトロリン
- ・・・・なるほどぉ。
我慢をするとストレスがたまるから、
我慢しないのが一番なのね。 - シトロリン
- 確かにあちき、
ダイエット始めてからのほうが
丸くなったような気がするの・・・・! - シトロリン
- チャボ、ありがとう!
お悩みがスッキリ解決されたの!
あちき、今日からダイエットやめるの! - シトロリン
- 甘いもの、思いっきり食べるの!
ストレス溜まるのはよくないの!
痩せるために、仕方なく食べるの!! - シトロリン
- いっぱい食べて、痩せるぞー!
オー!!
【シトロリン/進化後】二大スイーツ
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- シトロリン
- 毎日おいしい、シトロリン~♪
おいしい証拠に、まんまるシトロリン~♪
・・・・あっ、チャボ! - シトロリン
- あんたのおかげで、更に丸くなっちゃったの!
でも、お肌はつるつるのトロトロで、
なんと、もっとおいしくなっちゃったの! - シトロリン
- あちきのお肌は、トロトロのメープル。
極上のスイーツが1番近くにあったら、
ダイエットなんて、してられないの。 - シトロリン
- でもね、チャボ。
あちきよりおいしい精霊さんがいるの、知ってる? - シトロリン
- 精霊界ではあちき、こう呼ばれているの。
トロトロのシトロリン・・・・。
そして、もうひとりはフカフカのラショコン。 - シトロリン
- あちきがもっと痩せてた頃、
お腹が空いてる時にラショコンが来て、
フカフカを食べさせてくれたの。 - シトロリン
- その味が美味しくて、忘れられなかったの。
毎日ラショコンを食べさせてもらってたら、
だんだんあちきのお肌も甘くなってきて・・・・。 - シトロリン
- 今ではすっかりこの通り。
最近はなんだか、ラショコンの味に似てきたの。
あんたも一度、食べてみて。 - シトロリン
- あっ、でも!
トロトロ以外は、全部苦いから気をつけるの!
まだまだラショコンにはかなわないの・・・・。 - シトロリン
- でも、これからも頑張るの!
ダイエットとか、継続的な努力には自信あるの!
応援しててなの、チャボ!
【トワロープ】愛し君へ
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- トワロープ
- やぁ、愛しのチャボ!
いつ見ても愛らしい、僕のラブリー。 - トワロープ
- こんな所で、何をしているんだい?
ひとりで歩いていたら危ないよ。
いつ怪しい輩に襲われるかも、わからないからね。 - トワロープ
- でも、僕が来たからには平気さ!
安心して? 君のことはこの僕が護ってあげる。
最後には、愛のカが必ず勝つんだよ。 - トワロープ
- でも君ってば、案外強かったりするよね。
うん、そういうところがたまらない。
君の全てがたまらない! - トワロープ
- チャボ、僕はね。
可愛いと思う子は、誰でも大事にする。
それが男でも女でも、子供でも大人でも。 - トワロープ
- とりわけ、君は特に可愛いよ!
初めて見たときからずっと素晴らしい! - トワロープ
- 君のその愛らしい表情と・・・・。
時々影の落ちる様が、たまらなく美しいのさ。 - トワロープ
- ・・・・ラ・パウヤ。
今度、デートに行こう!
僕に全て任せてくれればいいからさ! 約束だよ!
【トワロープ/進化後】知りたい
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- トワロープ
- ごめんごめん、遅れちゃったよ。
チャボを待たせるなんて、僕失格だね。 - トワロープ
- ・・・・え? デートの約束なんかしてない?
ふふ、分かってるよ。
1回くらい付き合ってくれると思ったんだけどな。 - トワロープ
- 僕が好きで、付いてきてるんだ。
デートと思わなくても、かまわない。
君といるだけで、楽しいんだよ。 - トワロープ
- ねぇ、チャボ。
君は、僕に対して興味がない?
僕といういのちに、少しも? - トワロープ
- 僕はね、全てのいのちに興味がある。
全てのいのちを、可愛いと思う。
だから、君たちのことを知りたいんだ。 - トワロープ
- いのちは、どうして生まれるんだろう。
なぜ生まれたいのちは、すべて美しいんだろう。
僕は、この事実が不思議で仕方がない。 - トワロープ
- ・・・・ごめんね、変な話をして。
僕、よく変態って言われるんだ!
あっはっはっは! それも悪くないよ。 - トワロープ
- 誰もが可愛いとは言ったけどさ。
でも、君の不思議な魅力には勝てないな。
ほら・・・・今も。気づいていないだろうけど。 - トワロープ
- 君のこと、これからももっと知りたいな。
教えてよ。・・・・チャボ。
【ミカニャン】ミカエルニャン!
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- ミカニャン
- コンバンニャン!
ミカエルというニャン。
でも、ミカニャンと呼ばれてるニャン。 - ミカニャン
- ミカニャンは、猫が大好きニャン。
猫はふわふわであったかくて、
肉球がプニプニで、かわいいニャン。 - ミカニャン
- でもミカニャンは、猫じゃないニャン。
チャボニャンは、猫好きニャン?
肉球さわってみるといいニャン。 - ミカニャン
- ニャンニャカ、ニャンニャカ。
癒されるニャン~。
ぷにぷに、かわいいニャン~。 - ミカニャン
- 猫は、何匹いてもしあわせだニャン。
ミカニャンのおうち、いっぱい飼ってるニャン。
今度、ぜひ遊びに来てほしいニャン。 - ミカニャン
- こんなちっちゃい猫から、
こーんニャにおっきい猫まで、
いっぱいいっぱいいるニャン!! - ミカニャン
- どの子もかわいくて、まるで天使のようニャン。
でも、ミカニャンが猫じゃないように
猫もまた、天使じゃないニャン。 - ミカニャン
- チャボニャン!
猫たちに、エサをあげていってほしいニャン。
まばゆい光が、大好物だニャン! - ミカニャン
- チャボニャンのスニャイルは
とっても可愛くて、眩しいニャン!
それだけで、猫はお腹いっぱいになるニャン。 - ミカニャン
- いっぱい可愛がって行って欲しいニャン。
ニャカニャカ~。
ニャデニャデするニャ~ン。
【ミカニャン/進化後】ミカニャン!
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- ミカニャン
- ニャニャ~ン。
ココで会ったが100ニャン目~!
チャボニャン、元気してるニャン? - ミカニャン
- ミカニャンは、相変わらず元気ニャン!
見てニャン、いっぱいの猫ニャン!
ふんぞり。ミカニャン、ふんぞりニャン。 - ミカニャン
- どの子も同じ顔に見えるかもしれニャいけど、
ミカニャンは、みんなの顔が分かるニャン。
可愛い系、美人系、せいぞろいニャン。 - ミカニャン
- ミカニャンは、毎日猫のベッドで寝るニャン。
猫たちは、ミカニャンのベッドで寝るニャン。
くっつきゴロゴロ、あったかポカポカ。 - ミカニャン
- ニャンだか、猫たちのはニャしをしてたら・・・・
眠くなってきたニャン・・・・。
ミカニャン、昨日ずっと寝てたのにニャン・・・・。 - ミカニャン
- チャボも、一緒にどうぞニャン!
今、ミカニャンの猫たちをいっぱい呼ぶニャン。
いっぱいいっぱい呼んでくるニャン! - ミカニャン
- チャボニャンは、
どんな子が好きとか、あるニャン?
ミケ、ブチ、トラ、他いろいろニャン。 - ミカニャン
- あっ、ミカニャンは猫じゃないから駄目ニャン!
チャボが猫じゃないように、
ミカニャンも猫じゃないニャン! - ミカニャン
- じゃあ今から、ミカニャンのおうちに来るニャン。
おうち、掃除してないけど大丈夫ニャン。
足の踏み場はあるニャン! たぶん。
【ラシャンタ】天つ乙女の舞
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- ラシャンタ
- あら、ボク。
踊りの練習中に、覗き見は良くないわ。
見学なら歓迎するから、どうぞ声をかけて。 - ラシャンタ
- チャボに舞を見せるのは初めてね。
ボクになら特別よ。さぁ、少し目を閉じて・・・・。
私がいいと言ったら開けて。 - ラシャンタ
- ・・・・ウソよ。
目を閉じたまま、そのままでいて。
私の舞は、目を閉じたままでもきっと見えるはず。 - ラシャンタ
- 私が踊るのは、この世に光を宿すため。
これは祈りの舞。
闇に飲まれないよう、日光を崇める守護の舞。 - ラシャンタ
- 私は今までずっと、毎晩こうして踊るの。
天が、光が。
いつまでも、輝き続けるように・・・・。 - ラシャンタ
- ・・・・
・・・・・・・・さぁ、目を開けて。
きっと眩しいわ、ゆっくりよ。 - ラシャンタ
- ・・・・どう? 驚いた?
私が舞った後には、こうして光の海ができるの。
この輝きの一つ一つが、全ての光の源になるのよ。 - ラシャンタ
- うふふ、気に入ってくれたかしら。
また明日も、見に来たくなったらどうぞ。
ボクになら、いつでもお披露目してあげる。
【ラシャンタ/進化後】太陽と月の過去
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- ラシャンタ
- あら、チャボ。
今宵も会いに来てくれたのね。 - ラシャンタ
- でもちょっぴり、タイミングが遅かったわね。
ほら、見て。
さっき生まれた光たちが、旅立っていくわ。 - ラシャンタ
- 明日の光になるものもいれば、
何百年、何億年後に輝く光もいる・・・・。
どう、ロマンチックでしょう? - ラシャンタ
- ・・・・今宵は、なんだか不思議な気分。
少しだけ、お話をしてもいいかしら。 - ラシャンタ
- 私は、日光を司る光の精霊。
けれど、チャボ。
光を生み出すのは、お日様だけじゃないわよね。 - ラシャンタ
- 日光に相反する、月光・・・・。
月も昔は、私たち光の精霊が宿っていたの。 - ラシャンタ
- 太陽は私が。
そして・・・・月は、もうひとりの光の精霊が。
名前は、ずっと会っていないから忘れたわ。 - ラシャンタ
- 私たちは、とても仲が良かった。
だって、毎晩欠かさず二人で舞っていたんだもの。 - ラシャンタ
- あなたが考えるより、ずっとずっと昔・・・・。
天が暗黒に覆われた時、
太陽と月が、光ごと闇に飲まれたことがあったの。 - ラシャンタ
- 私は、すぐに抜け出して闇を追い払ったけれど
彼女には、それができなかった。
月がちょうど欠けていて、カが足りなかったせい。 - ラシャンタ
- でも・・・・つまらないプライドよ。
彼女は私とのカの差を感じて、
そのまま、闇に飲まれることを自ら望んだの。 - ラシャンタ
- それから太陽は光を、月は闇を生むようになった。
光と闇は一見保たれているように見えるけど・・・・
いつかバランスを崩した時、また同じ事がおこる。 - ラシャンタ
- だから、私はね。
もう、月の前には姿を現さないの。
ううん、太陽と月がどうこうっていうより・・・・。 - ラシャンタ
- きっと、あの子の顔を見たら
・・・・ひねりつぶしちゃうものっ!
うふふ。