ベナコンチャ遺跡（入り口）

• 転送装置前の階段を上ろうとすると会話が発生する

  ティラミス

  「やぁ、ミルフィーユ。

  ミルフィーユ

  「？？？？

  ティラミス

  （柱の陰からティラミスが出現）
  「また一人死んだね････
  どう思う････？

  ミルフィーユ

  「ティラミス････
  どう？　って、どういうこと？
  わからないの？
  あなたは悲しくないの？

  ティラミス

  「そうか････。
  つまり、キミは悲しいんだね？

  ミルフィーユ

  「あたりまえじゃないの！！
  仲間が死んだのよ！！

  ティラミス

  「あたりまえ････？
  あたりまえなんかじゃない。
  ミルフィーユ････
  キミの中に、
  ハートがあるってことさ････

  ミルフィーユ

  「？？？？
  なに？？？？
  どうしたの？　ティラミス････

  ティラミス

  「生き物は、ハートがなくなったり
  こわれたりした時に死ぬんだ。
  逆にいえば、死んだ生き物でも、
  ハートを入れてやれば動き出す。

  ミルフィーユ

  「････
  わからない････
  何を言いたいの････？

  ティラミス

  「オマエのハートが欲しい････。
  弟を生き返らせたいんだ････。

  ミルフィーユ

  「なにを言ってるの･･？
  死んだのよ、あなたの弟････

  ティラミス

  「死んだんじゃないッ！！
  オレの話をちゃんと聞け！！
  ガケから落ちた時のショックで
  ハートが壊れたんだ！
  ハートを入れたら生きかえる！
  弟はもう２００年も止まったまま
  何もできないんでいるんだ！！
  ハートをくれ！！
  （ティラミスがミルフィーユの首を絞めようとする）

  ミルフィーユ

  「や、やめて････。
  く、苦しいわ････。
  ティ･･　ラミ････

  ティラミス

  「おおっと！
  テイコウするんじゃないぜ！
  暴れるとハートごと壊れちまう。
  オマエをムダに殺したくない････

  ピスタチオ

  （主人公たちが駆け付ける）
  「なにしてるっぴ！！

  キルシュ

  「ミルフィーユ！！
  だいじょうぶか！！

  ティラミス

  「チッ！
  よそものがッ！
  （ティラミスが転送装置で遺跡の中へ逃げ込む）

  アランシア

  「ミルフィーユさん！！
  だいじょうぶですか～！？

  ミルフィーユ

  「ごほっ　ごほっ････
  だいじょうぶ････

  キルシュ

  「トルーナ村へ戻ろう。
  アイツをなんとかしなきゃ。

  ミルフィーユ

  「やめてください････。
  わたしたちの問題なんです。
  よそから来た方に決めてほしく
  ありません。
  ワクティ側の出口まで
  案内しますので、
  早々に立ち去って下さい。

  ピスタチオ

  「そんなこと言ってもだっぴ！

  ミルフィーユ

  「こっちです。
  （ミルフィーユが転送装置で遺跡の中へ行ってしまう）

  アランシア

  「あ～ん
  勝手に行っちゃうし～

ベナコンチャ遺跡（内部）

ベナコンチャ（共通）

• 新しいマップに進むたびに、ミルフィーユが「ベナコンチャ・南東」まで道案内をしてくれる

  ミルフィーユ

  「こっちです

ベナコンチャ・南東

• ミルフィーユに近づく

  ミルフィーユ

  「怪鳥スノウヘアよ。
  今までに、何人もの旅人が
  コイツの犠牲になったわ。
  スノウヘアを倒さないと、
  この先へは進めないけど
  あなたたちならきっと大丈夫。
  もし、勝てる自信が無いなら、
  遺跡に落ちてる宝箱を取りに
  もどるといいわ。
  わたしはここで待ってるから。

• スノウヘアに近づく

  スノウヘア

  「ふぁひゃ――――っ！！
  はれはれひゃ――――っ！！

  アランシア

  「コイツを倒したら、
  ミルフィーユもいっしょに行こ～

  ミルフィーユ

  「だめよ。
  ティラミスを放っておけないわ。

  キルシュ

  「だからって、キミを一人で
  帰すわけには行かない。
  ティラミスのヤツが、どこかで
  まちぶせてるかも　知れないじゃ
  ないか！

  ミルフィーユ

  「これは　私たちの問題だって
  言ってるでしょ？

  ガナッシュ

  「もう行くぜ。
  もたもたしてるヒマはないんだ。

  アランシア

  「ガナッシュ～
  ヒドイよ、キミ～

  ガナッシュ

  「神様を信じなよ。
  すべて取り計らってくれるよ。
  人生に　たえられないことなんて
  ありはしないんだ。
  （※戦闘に突入）

• スノウヘア撃破後、柱の陰からティラミスが現れる

  ティラミス

  「逃げなかったってことは
  カクゴができたってことかな？

  キルシュ

  「オマエは！！
  ティラミスッ！！

  ミルフィーユ

  「彼らのことは気にしないで。
  私たち二人で話しましょう。

  ガナッシュ

  （ガナッシュが先へ行こうとする）
  「他人のことに首をつっこんでも
  話をこじらせるだけだぜ。
  オレたち、他人でしかねぇんだ。
  二人の本当の事情なんて、
  わかりやしないんだ。
  そんなことより、今は
  他の友達をさがす方が先だろ？
  オレは行くぜ。
  じゃあな。
  （ガナッシュ立ち去る）

  アランシア

  「ガナッシュ～！

  ミルフィーユ

  「もう、パペットどうしで
  争うのはイヤ。
  私のハートが欲しいなら
  あなたにあげるわ。
  でも、それっきりにしてッ！

  ピスタチオ

  「ミルフィーユ！　ダメだっぴ！
  それって、スゴいことだっぴ！

  キルシュ

  「そうだ、ミルフィーユ！
  オレたちが証人になる。
  ソイツを村長の前に突き出せ！

  ミルフィーユ

  「････。
  そんなこと、できない････。

  アランシア

  「できないって････　どうして～
  どうしてなのよ～？

  ミルフィーユ

  「彼を村の男たちに　差し出して、
  わたしは彼が、村の人たちから
  石を投げられたり
  なぐられたりする姿を
  見なければいけないの？

  キルシュ

  「しょうがないよ。
  それがルールなんだ。

  ミルフィーユ

  「そんなルールなんてウソ！
  悲しくなるのはイヤ！
  悲しい気持ちばかり　心に
  つめこんで　生きていくのは
  イヤ！！

  ティラミス

  「････
  ミルフィーユ････
  宿屋で待つ････
  オマエは必ず来る････
  信じてる。
  （ティラミス立ち去る）

  ピスタチオ

  「逃げる気だっぴ！！

  キルシュ

  「ほっとけ！
  それよりも、ミルフィーユ！
  いっしょに行こう。

  アランシア

  「そうだよ～
  もどると殺されちゃうよ～

  ミルフィーユ

  「ありがとう。
  優しいんですね。
  でも、私は村長の孫です。
  村を守らなければいけないの。
  さようなら！
  （ミルフィーユ立ち去る）

  アランシア

  「！！！！！！

  ピスタチオ

  「あ～あ････
  ミルフィーユ、バカだっぴ････

  キルシュ

  「まったく！！
  やってらんねぇよ！！

  アランシア

  「え～　そんなぁ～
  おいかけなきゃ～

  ピスタチオ

  「○○○！
  行くかもどるか
  ○○○が決めるっぴ！！
  オイラたち従うっぴ！！

  キルシュ

  「オイラたちって、
  オレもふくまれてんのか？

  ピスタチオ

  「あたりまえだっぴ！！

  キルシュ

  「やれやれだぜブラザー。

• 事件の結末を見届けるために来た道を戻ると、ガナッシュが再び現れる

  ガナッシュ

  「やれやれだな････

ベナコンチャ遺跡（入り口）

• ティラミス

  （ミルフィーユが村へ戻るため遺跡から出て行った後、
  ティラミスが柱の陰から現れる）
  「･･････
  なぜだ、ミルフィーユ････！
  なぜ、殺されるとわかって
  帰ってくるんだ！

  ガナッシュ

  （ガナッシュが転送装置の裏から現れる）
  「心があるからさ。

  ティラミス

  「なんだとぉッ！？

  ティラミス

  「オマエはッ！？
  一人で先に行ったんじゃッ！？

  ガナッシュ

  「フッ････。
  戻って来ちゃ悪いかい？

  ティラミス

  「何が言いたいんだ？
  オレを止める気か？

  ガナッシュ

  「ミルフィーユがもどってきて
  うれしいかい？
  それだけ聞いておこうと
  思ってね････。

  ティラミス

  「オマエには関係無い。
  これ以上　口出しするな。

  ガナッシュ

  「ティラミス！
  ミルフィーユをどうする気だッ！

  ティラミス

  「オレの村でオレが何をしようが
  オマエには関係無い！！
  ヤツがノコノコ帰って来た以上
  オレは････！
  オレは････！！

  ガナッシュ

  「アンタはクズだ。

  ティラミス

  「オレがクズだって？
  ハッ！
  クズでけっこう！
  笑ってくれ！
  指さして笑ってくれ！

  ガナッシュ

  「アンタがミルフィーユを
  殺す気なら、
  オレはアンタの息の根を
  止める。
  どうするかは、自分で決めな。

  ティラミス

  「バカなボウヤだ････。
  オレのことを笑ったヤツは････
  みんな死んだ････。
  スラッ―――――――シュ！！
  （ティラミスがスラッシュを呼び出す）

  ガナッシュ

  「こんな決着しか
  つけられないなんて････
  ニルヴァッ！！
  （ガナッシュがニルヴァを呼び出す）

  ティラミス

  「ニルヴァ？？
  闇の使い手なのかッ！？

  ガナッシュ

  「終わりだ、ティラミス。
  弟に会わせてやる。

  ティラミス

  「や、やめろ！！
  ちょ、ちょっと待ってくれ！！
  （ティラミスが逃走し、ガナッシュも彼を追いかける）

トルーナ村

トルーナ村・屋外

• ティラミス

  「クッ････
  クソッ････
  オレは･･　ムダには････
  死なん････！！
  弟に････
  （ティラミスが宿屋の中に入る）

トルーナ村・宿屋

• ミルフィーユ

  「しっかりして！！
  ティラミス！！
  どうしたの！？
  いったい、どこでこんな
  ヒドいケガをッ･･････！？

  キルシュ

  「どうしたんだ！！
  なんだ、このキズは！！

  ティラミス

  「へへッ････
  しくじっちまった････。
  遺跡から足をすべらせ････
  落ち････
  ウグッ････！！

  アランシア

  「こんなキズ････
  見たことない････
  遺跡から落ちたキズじゃ
  ないわ････

  ピスタチオ

  「まるで、自分でかきむしって
  ひろげたようなキズだっぴ････

  ティラミス

  「早く、オレのハートを
  取り出して････
  弟に････

  ミルフィーユ

  「もうしゃべらないで！！
  早く手当てしなきゃ！！

  ティラミス

  「弟を････････
  キミに会わせたい････････
  早く････････

• 回想シーン

  ティラミス

  「誰か手をかしてくれ！！
  ムースがガケから落ちた！！
  早く手当てを！！

  パペットの男

  「ガケから落ちたのは
  ムースのせいだろ？
  しょうがねぇよ。
  どうせ、オレたち、一人ずつ
  こわれて死んで行くだけさ。
  滅びるんだよ、オレたち。

  ティラミス

  「なんだと････！！

  ティラミスの弟・ムース

  「兄さん････　いいよ････
  争わないで････
  ボクのせいなんだ････
  （様子を見ていた住民たちがその場から離れていく）

• 回想シーン終了

  ティラミス

  「オレのハートを･･
  弟に････
  たの･･　む･･

  ミルフィーユ

  「ティラミス！！
  死んじゃダメ！！
  ハートなんてないのよ！！
  取り出せないものなの！！

  ティラミス

  「ミルフィーユ････
  うれしい････
  キミがいて････
  キミに会えて････
  オレの････
  気持ち････
  ハート････
  弟に････

  ミルフィーユ

  「ティラミスッ！！！
  死んじゃだめッ！！！
  もう誰も死なないで！！！
  誰も死んじゃダメ―――ッ！！

• トルーナ村・屋外

  ガナッシュ

  「ヤツの具合はどうだった？

  キルシュ

  「･･････
  ガナッシュ･･････
  まさか、オマエがやったのか？

  ガナッシュ

  「いいクスリになっただろう。
  あれで、２～３日でも
  ミルフィーユにカイホウされれば
  ハートってものもわかるだろう。

  アランシア

  「ガナッシュ･･････
  知らないの･･････？

  ガナッシュ

  「え･･････？？？
  知らないって･･････？？？

  ピスタチオ

  「死んだっぴ･･････。
  ティラミスは死んだっぴ････！

  ガナッシュ

  「そんな･･････！！
  まさか･･････！！

  （回想シーン）

  ガナッシュが逃げるティラミスをミジョテーで攻撃する

  ガナッシュ

  「命にかかわるような
  キズじゃない････！！
  そんな深手は負わせて
  いない････！！
  （ガナッシュ立ち去る）

  アランシア

  「ガナッシュ！！

  キルシュ

  「ガナッシュ･･････。

  アランシア

  「ガナッシュはウソはついて
  いないと思う。
  きっと、ちゃんと手かげんしてる
  ハズよ･･････。

  ピスタチオ

  「ガナッシュのミジョテーを
  くらって、パニックになって
  自分の胸からハートを
  取り出そうとしたんだっぴ
  ･･････。
  ガナッシュのせいとも、
  そうでないとも
  いいきれないっぴ。

  キルシュ

  「そうだな･･････。
  アイツ、ヤケをおこすような
  ヤツじゃないけど、
  放っておくわけにも
  行かないな。
  オレたちも行こう。