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メインクエスト会話集(第2章)<この空を満たすのは>

1.ハルシロの手がかり

  • ロビン
    どう?
    ハルシロの手がかりは見つかった?
    • 選択肢で「はい」を選択する
      ロビン
      (チャボ:頷く)
      本当?
      じゃあハルシロがどこにいるか
      分かるのね?
      ロビン
      (チャボ:説明する仕草)
      え、嘘なの?
      そう・・・・。
      ロビン
      気を使ってくれたのは分かるけど、
      こんなときに嘘なんてつかないで。
      みんな真剣にハルシロを探しているんだから。
      選択肢で「いいえ」を選択する
      ロビン
      (チャボ:首を横に振る)
      ハルシロってば、
      どこに行っちゃったのかしら・・・・。
  • ロビン
    私はこっちの方を探してみるわ。
    チャボはこのあたりをおねがい。
    (チャボが頷き、ロビン立ち去る)
    ハルシロ
    先生・・・・先生。
    ハルシロ
    (ハルシロが姿を現し、
    チャボが話しかける)

    静かにしてくれよ先生。
    せっかくあいつらの目を潜り抜けて
    ここまで来たんだから。
    ハルシロ
    実は、先生にちょっとお願いがあるんだ。
    ハルシロ【A】
    (ハルシロが卵を取り出す)
    先生にこいつを
    割ってもらいたいんだ。
    頼むよ。
    • 選択肢で「それがぼくの仕事だ」を選択する
      ハルシロ
      (チャボ:首をかしげた後に頷く)
      さすが先生!
      そうこなくっちゃ!
      ハルシロ
      そうと決まったら一発
      派手に割っちゃってくれよ、先生!
      選択肢で「もう割り飽きた」を選択する
      ハルシロ
      (チャボ:首を横に振る)
      そんな事言わないでくれよー。
      先生しかこの卵割れないんだからさ~。
      (⇒会話文【A】に戻る)
      選択肢で「これどこで?」を選択する
      ハルシロ
      (チャボ:首をかしげる)
      そんな事はどうでもいいじゃん。
      これはおれの卵なんだ。
      (⇒会話文【A】に戻る)

2.太陽の塔

  • ハルシロ
    これが太陽の塔・・・・。
    ついにおれは来たんだな・・・・。
    ハルシロ
    王さま・・・・
    オーガじゃなきゃ
    太陽を割ることは出来ないのか?
    (ゴブリン王)
    1本ツノの鬼は他の鬼族と比べて
    最も脆弱な存在・・・・。
    太陽を割るなど、夢のまた夢じゃ。
    (ゴブリン王)
    しかし、ゴブリンもレッドキャップも
    オーガも、魂は等しく変わらぬ・・・・。
    どの鬼族も太陽を割る可能性は秘めておる。
    ハルシロ
    本当か!?
    じゃあ1本ツノのおれでも
    太陽を割る事は出来るのか!?
    (ゴブリン王)
    小さきツノを持つ者よ、
    これを持って行くがよい・・・・。
    (ゴブリン王がハルシロに卵を渡す)
    ハルシロ
    これは?
    (ゴブリン王)
    天高くそびえる塔・・・・
    太陽の塔が封印されておる。
    ハルシロ
    太陽の塔?
    (ゴブリン王)
    太陽なくして生きられぬニーベル、
    やつらに永遠の闇を味あわせる為
    先代たちが作った塔じゃ。
    (ゴブリン王)
    しかし、塔が完成するや否や
    ニーベルどもが卵の中へ
    封印してしまいおった。
    ハルシロ
    この中に太陽への塔が・・・・。
    (ゴブリン王)
    小さきツノを持つ者よ、
    そなたのような者が現れるまで
    この卵は封印しておった。
    (ゴブリン王)
    開放するが良い。
    おぬしの魂が本物なら、
    太陽を割る事も可能なはずじゃ。
    ハルシロ
    ありがとう王さま・・・・。
    ハルシロ
    たとえ太陽の熱で焼け焦げても
    後悔はしないぜ・・・・。
    行くぞ、先生!

3.最強のゴブリン

  • セピア
    見つけたわ、ハルシロ!
    ハルシロ
    (ロビン、ブラウン、セピアが遅れて到着する)
    来たな・・・・。
    ブラウン
    すげー高い塔だな。
    一体どうしたんだこの塔?
    ハルシロ
    この塔は、
    ずっとおれが来るのを
    待っていてくれたんだ。
    セピア
    待っていた?
    ハルシロ
    そうさ。
    太陽を叩き割ってくれる奴が
    現れるのをずっと待っていたんだ!
    ロビン
    ハルシロ、
    みんなで迎えに来たの
    帰りましょう。
    ハルシロ
    うるさい!
    おれは角も1本だし・・・・
    オーガにもなれない半端者だけど、
    ハルシロ
    鬼族の誰もが出来なかった
    太陽を叩き割って、
    一人前の鬼になってやるんだ!
    ロビン
    誰かの為になにかをしてあげたいって
    思った時点で、あなたはもう一人前よ!
    セピア
    コトミヲももう元気になってきたわ!
    だからもう、
    太陽を割る必要なんてないのよ!
    ハルシロ
    もう・・・・コトミヲの事なんて関係ない。
    これは・・・・おれの為にやるんだ!
    ブラウン
    ハルシロッ!
    ハルシロ
    病気だろうが、争いだろうが・・・・
    すべてを解決するのは最強のゴブリンだ!!
    セピア
    なに言ってるのっ、ハルシロ!
    ハルシロ
    (チャボ:説明する仕草)
    先生・・・・いや、チャボ。
    ここまでありがとう・・・・
    じゃあな!
    (ハルシロが先に行ってしまう)
    ブラウン
    (チャボ:ハルシロに何かを訴えている仕草)
    あっ、待てよ!
    ハルシローッ!

4.陽炎

  • セピア
    ま、待ってお兄ちゃん・・・・。
    なんかすごく暑くなって来た・・・・。
    ブラウン
    だいじょうぶか? セピア。
    ブラウン
    太陽の近くまで登って来たのかな・・・・
    この先はもっと熱くなるぞ。
    ロビンも大丈夫か?
    ロビン
    ええ・・・・私は大丈夫。
    それより、もっと上に向かってるハルシロは
    大丈夫かしら・・・・。
    ブラウン
    ゴブリンは俺たちよりも
    暑さに強そうだぜ。
    セピア
    (チャボ:頷く)
    本当ね、チャボも
    汗ひとつかいていない。
    アロエちゃん
    (アロエちゃん登場)
    ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・
    お、追いついた・・・・ですの・・。
    ブラウン
    アロエちゃん、来たのか!?
    ここから先は灼熱地獄だぜ!
    焼きアロエになっちまうぞ!
    アロエちゃん
    ぜぇ~、はぁ~、
    大変なのです! コトミヲちゃんが、
    いなくなっちゃったのです!!
    セピア
    コトミヲがっ!?
    アロエちゃん
    街の中にはいなかったのです。
    もしかしたらハルシロちゃんを探して
    ここに来てるのかも・・・・。
    アロエちゃん
    みんな、コトミヲちゃんを
    見ませんでした?
    ブラウン
    見てないけど・・・・
    きっとコトミヲもハルシロを
    止めるつもりなんだろう。
    ロビン
    そうね・・・・
    あの子、責任感つよい子だから。
    セピア
    コトミヲが心配だよ・・・・。
    早く探しに行かなきゃ!
    ブラウン
    ああ!
    行くぞ、チャボ!
    (チャボ:頷く)
    ロビン
    待って!
    ・・・・顔色が悪いわ、セピア。
    セピア
    だ、大丈夫よ、ロビン・・・・・。
    ロビン
    ムチャはダメ。
    無理して倒れたら
    みんなの足手まといになるわ。
    ロビン
    ブラウン、
    いったん街へ戻りましょう。
    ブラウン
    そうだな。
    人手も必要だし、いったん街に戻って
    みんなの力を借りよう!
    ブラウン
    チャボは先に
    ハルシロたちを追ってくれ。
    おまえならまだまだ余裕だろ?
    ブラウン
    頼んだぜ、チャボ!
    (チャボ:頷く)

5.倒れゆく仲間

  • ダンス
    (ダンスたちがチャボのもとへ駆けつける)
    ハルシローーーーーーーーッ!!
    コトミヲーーーーーーーーッ!!
    どこにいるのーーーーーーっ!?
    ビッケ
    返事するどわーーーーーーーーーっ!!
    ダーツ
    ゲッコー族でも
    こんな場所にいたら
    熱中症で倒れるっすよーっ!
    ドラガン
    ・・・・それにしても、
    ものすごく高い塔が現れましたね。
    ランダ
    これなら本当に
    太陽まで届いちまうだーよ。
    カネロニ
    わち、ひからびそうっぷーっ!
    ビッケ
    何してるどわ!
    おまえも早く探すどわ!
    ドラガン
    待ってください。
    これだけいるなら手分けして
    探したほうが効率が良さそうです。
    ダンス
    そうね。
    じゃあ私たちはこっちを
    探してみるわ!
    (ダンスとランダが先に行ってしまう)
    アセナ
    (アセナ、セドナも駆けつける)
    これが太陽の塔ナ・・・・
    なんだかんだ言いながら
    来てしまったナ・・・・。
    セドナ
    コトミヲまで行方不明とあっては
    じっとしてはおれんからナ。
    しかし・・・・本当に熱いナ。
    アセナ
    さっさとコトミヲを見つけて帰るナ。
    チャボはハルシロを頼むナ。
    セドナ
    あいつはおそらく
    てっぺんに向かってるはずナ。
    ドラガン
    てっぺんに着く前に
    その辺で倒れてる可能性もありそうですね。
    セドナ
    そうじゃな、
    ナマイキなぴよぴよの言い分にも
    一理あるナ。
    ドラガン
    その言い方は傷つきますね。
    ダーツ
    ナマイキなぴよぴよ!?
    ドラガン
    一拍遅れて反応しないでください。
    カネロニ
    ナマイキなぴよぴよ!?
    ドラガン
    遅れすぎですよ。
    ビッケ
    な、ナマイキなぴよぴ・・・・。
    (ビッケが倒れる)
    アセナ
    暑さでわけわからなくなってるナ。
    ドラガン
    あ、そういうことでしたか。
    セドナ
    わしらももう、持ちんナ・・・・。
    (アセナ、セドナも倒れる)
    ドラガン
    やれやれ・・・・世話が焼ける人たちですね。
    ドラガン
    このまま放っておいたら
    本当に干からびちゃいそうですし、
    一度街に運びましょう。

6.足りないツノ

  • ブラウン
    (ロビン、ブラウン、セピアが遅れて到着する)
    追いついたぜ、チャボ!
    2人はまだ見つかってないみたいだな。
    セピア
    ということは、
    2人はこの先にいるんだね。
    コトミヲ
    (コトミヲ登場)
    ハルシロ・・・・。
    やっと、見つけた・・・・。
    ハルシロ
    コトミヲ!?
    コトミヲ
    わたしを置いて行くなんて・・・・
    ひどいじゃない・・・・。
    (コトミヲが倒れる)
    ハルシロ
    大丈夫かっ、コトミヲッ!?
    コトミヲ
    だい・・・・じょう・・・・ぶ・・・・。
    ハルシロ
    大丈夫なもんか!
    そんなにヘロヘロになって・・・・
    また無茶したんだろ!?
    ハルシロ
    待ってろ!
    いま太陽を割って、
    太陽の雫を取り出してやるから!
    コトミヲ
    無理だよ・・・・。
    ハルシロじゃ・・・・。
    ハルシロ
    無理じゃないよっ!!
    おれにだって出来るさ!!
    ツノは1本だけど、魂は・・・・。
    コトミヲ
    無理だってば・・・・。
    ハルシロ
    コトミヲまでそんなこと言うのかよっ、
    おれのこと信じてないのかよ!?
    ハルシロ
    王さまはおれを信じてくれた・・・・。
    なのに、どうして他の連中やコトミヲは・・・・。
    ハルシロ
    みんな、なんなんだよーーーっ!?
    コトミヲ
    ねえ、聞いて・・・・。
    わたしたちは、混血のゴブリンなの。
    ・・・・わかるでしょう?
    コトミヲ
    ツノも1本しかないし・・・・、
    オーガにもなれない。
    太陽も割れない。
    ハルシロ
    うるさいっ!!
    そんなの・・・・迷信だよっ!
    ハルシロ
    1本ツノの鬼だって、
    本気になればきっとできるさ!
    だって・・・・
    ハルシロ
    おれも、
    シャモーやチャボと
    同じゴブリンだっ!!
    コトミヲ
    わたしたちは、
    純血の鬼族・・・・レッドキャップの
    シャモーやチャボとは違うのよ。
    ハルシロ
    ・・・・もういいよ。
    コトミヲは黙ってて!!
    コトミヲ
    ・・・・・・・・。
    ハルシロ
    オーガになんかならなくったって・・・・。
    1本ツノだって・・・・。
    太陽ぐらい割ってやるさっ!
    ハルシロ
    シャモーもきっと
    おれのこと見守ってくれてる!
    なんだってできるさっ!
    コトミヲ
    ねえ、ハルシロ・・・・。
    オーガになる方法、
    ひとつだけあるよ・・・・。
    ハルシロ
    ・・・・えっ?
    コトミヲ
    (コトミヲが立ち上がる)
    わたしとハルシロが
    ひとつになれば、
    オーガになれるわ。
    コトミヲ
    ・・・・怒り、悲しみ、絶望・・・・
    これからはずっと
    ふたりで一緒に持ち続けるの。
    ハルシロ
    コトミヲ・・・・。
    ブラウン
    ハルシロ! コトミヲ!
    待ってろ、今迎えに行くぜーっ!
    ビッケ
    ちょ~~っと待つどわ!
    アセナ
    (ビッケ、アセナも遅れて到着する)
    わ、わしらも行くナ!!
    ロビン
    だ、大丈夫?
    無理はしない方が・・・・。
    ビッケ
    大丈夫どわ!
    水をいっぱい浴びてきたどわ!
    アセナ
    これが本当の、年寄りの冷や水ナ!!

7.空高く

  • ハルシロ
    コトミヲとおれが一緒になるって、
    一体どういうことだよ?
    コトミヲ
    ゴブリンキャラメルの話は
    知ってる?
    ハルシロ
    ゴブリンキャラメルって、
    鬼族の魂みたいなものなんだろ?
    本当にあるのかは怪しいけど。
    コトミヲ
    ゴブリンキャラメルは
    鬼族なら誰もが持っている
    鬼族の魂の結晶よ。
    コトミヲ
    わたしのキャラメルを
    ハルシロにあげる。
    ハルシロ
    でも・・・・そんなことしたら
    コトミヲは?
    コトミヲ
    一度、一緒になっちゃったら、
    もう二度と元に戻ることは出来ない。
    わたしはハルシロの中でずっと生きるわ。
    ハルシロ
    ちょ、ちょっと待ってくれよコトミヲ。
    おれの中で生きるって・・・・
    それって、もしかして・・・・
    コトミヲ
    もう、こうしておはなしすることは
    出来なくなると思う。
    でも、死ぬわけじゃないわ。
    ハルシロ
    コトミヲ・・・・。
    コトミヲ
    元はと言えば、
    全部わたしの為にしてくれてたこと
    なんでしょう?
    ハルシロ
    うん・・・・。
    ハルシロ
    でも、今はもう違うんだ・・・・。
    これはおれの・・・・
    もう、おれだけの野望なんだよ。
    コトミヲ
    ・・・・いいよ、ハルシロ。
    わたしたち、
    今までずっと一緒だったでしょ?
    コトミヲ
    これからも、
    ずっと一緒でいいじゃない・・・・ね?
    ハルシロ
    ・・・・コトミヲは、
    ずっと安住の地を
    探していたよな。
    コトミヲ
    ・・・・そうね。
    ハルシロ
    あの街のみんなのこと・・・・
    大好きなんだろう!?
    コトミヲ
    うん。
    ・・・・でもハルシロの方が、
    もっと好き。
    ハルシロ
    (コトミヲが倒れる)
    コトミヲ!?
    コトミヲ
    だいじょうぶよ・・・・。
    平気だから・・・・。
    (コトミヲが立ち上がる)
    ハルシロ
    コトミヲ・・・・。
    コトミヲ
    じゃあ・・・・いい?
    わたしの魂、
    ちゃんと受け取ってねハルシロ。
    ハルシロ
    ・・・・・・・・。
    コトミヲ
    せーのっ・・・・。
    ハルシロ
    ♪大きな輪になり くるくる踊ろう
    ♪丘の上まで みんなで歩こう
    コトミヲ
    ・・・・ハルシロ!?
    ハルシロ
    ♪太陽背にして 歌声そろうよ
    ♪ココロに春風 詰めるだけ詰めよう
    ブラウン
    ・・・・この歌は!
    (チャボたちがハルシロのもとへ駆け寄る)
    ハルシロ
    ♪おべんと 食べよう
    ♪昨日のこと 話そう
    ハルシロ
    コトミヲ・・・・街へ帰ろう。
    アセナ
    ♪ことはぜんぶ 尽きたら
    ♪この歌を 歌おう
    ビッケ
    なんでおまえ、
    歌詞知ってるどわ!?
    ブラウン
    ♪くるくる踊るよ
    ♪空は高いよ
    ビッケ
    ブラウンもどわ!?
    ハルシロ
    ♪大きが切り株 みつけたら教えて
    ♪テーブルがわりに くだものならべよ
    ハルシロ
    ・・・・♪やなこと 忘れよう
    ♪明日のこと 話そう・・・・
    コトミヲ
    ハルシロ・・・・。
    ビッケ
    (チャボも歌い出す)
    ♪ことばぜんぶ 尽きたら
    ♪この歌を 歌おう
    アセナ
    ♪くるくる踊るよ
    ♪空は高いよ
    ロビン
    (ロビン、セピアが遅れて到着する)
    ハルシロ! コトミヲ!
    それにみんなも・・・・!
    セピア
    あたしたちも歌おう!
    (全員)
    ♪大きな輪になり くるくる踊ろう
    ♪丘の上まで みんなで歩こう
    (全員)
    ♪太陽背にして 歌声そろうよ
    ♪ココロに春風 詰めるだけ詰めよう
    (全員)
    ♪おべんと 食べよう
    ♪昨日のこと 話そう
    (全員)
    ♪ことはぜんぶ 尽きたら
    ♪この歌を 歌おう
    (全員)
    ♪くるくる踊るよ
    ♪空は高いよ
    (全員)
    ♪大きが切り株 みつけたら教えて
    ♪テーブルがわりに くだものならべよ
    (全員)
    ♪やなこと 忘れよう
    ♪明日のこと 話そう・・・・
    (全員)
    ♪ことばぜんぶ 尽きたら
    ♪この歌を 歌おう
    (全員)
    ♪くるくる踊るよ
    ♪空は高いよ
    ハルシロ
    みんな・・・・
    ごめん。
    ブラウン
    ・・・・何も言うな、ハルシロ。
    さぁ、みんなで俺たちの街に帰ろうぜ!

8.ニューリーダーの誕生

  • ロビン
    ハルシロもコトミヲも、
    みんな無事で戻ってこられてよかったわね、
    チャボ。
    ロビン
    それに、見て。
    なんだか空も一段と高い気がしない?
    (チャボ:頷く)
    ロビン
    もしかしたら
    太陽も喜んでるのかもしれないわね。
    割られなくてよかったーって。
    (チャボ:頷く)
    ブラウン
    (ハルシロ、ブラウン、セピア登場)
    おーい、チャボ!
    俺たちの新しいリーダーを
    紹介するぜーっ!
    セピア
    紹介するぜーっ!
    ハルシロ
    1本ツノゴブリンの
    ハルシロ様だーっ!!
    ロビン
    新しいリーダー?
    ブラウン
    これからは、
    どこに冒険に行くかとか、
    ぜーんぶハルシロが決めるんだ。
    ロビン
    待って待って。
    新しいリーダーはともかく、
    前のリーダーはだれだったの?
    ブラウン
    今までのリーダーは、俺。
    セピア
    そしてセピアは永遠のしたっぱだーっ!
    ハルシロ
    コトミヲもリーダーだからな!
    ふたりでリーダーなんだぞ!?
    忘れるなよ!?
    ブラウン
    そうだな、
    おまえたち、二人で一人だもんな!
    セピア
    ところで、
    コトミヲの具合はどう?
    ロビン
    ちょっと無理しすぎたみたいね。
    治りかけてたんだけど、
    また体調を崩しちゃったみたい。
    ロビン
    でも・・・・きっとだいじょうぶ。
    太陽がこんなに優しく輝いてるもの。
    どんな病気だって、すぐに治るわ!
    ブラウン
    じゃあ、みんなで栄養のある
    美味しい料理を作ってやろうぜ。
    セピア
    ええ!
    コトミヲの作る料理よりも
    美味しいやつを作ってあげるわ!
    ブラウン
    セピアに作れるかなぁ~。
    セピア
    作れるわよ!
    おばあちゃんから教わった
    ブラウニー族の特製スープは得意だもの!
    コトミヲ
    (コトミヲ、アセナ、セドナ登場)
    じゃじゃーん!
    ブラウン
    あれっ、コトミヲ!
    もう元気になったのか!?
    コトミヲ
    うん。
    薬のおかげでもうすっかり元気。
    ありがとう、みんな。
    セピア
    薬って?
    セドナ
    ハルシロたちが集めた
    スターシェル、フンゴ苔、
    ガラスの綿毛を混ぜて作った薬ナ。
    アセナ
    物は試し、
    煎じて飲ませたら
    ちゃんとゴブリンにも効いたナ。
    セドナ
    薬が作れたのは
    ハルシロたちが頑張ったおかげナ。
    ちゃんとお礼を言っとくナ。
    コトミヲ
    うん。
    もちろんっ!
    (アセナ、セドナ立ち去る)
    コトミヲ
    ハルシロ、ありがとうね。
    ハルシロ
    う・・・・うん。
    コトミヲ
    ねぇ、ハルシロ・・・・どうしてあの時
    オーガになろうとしなかったの?
    それにあの歌・・・・。
    ハルシロ
    だって・・・・
    オーガになっちゃったら、
    もうコトミヲには会えないだろ?
    ハルシロ
    ごはん食べたり、遊んだりもできない。
    太陽の雫が手に入っても、
    それじゃあ、つまらないよ!
    コトミヲ
    ハルシロ・・・・。
    ロビン
    太陽の雫なんか取らなくたって、
    立派な一人前のゴブリンに
    なれるわよね、ハルシロ。
    ハルシロ
    ・・・・うん!
    ブラウン
    (カネロニ、ドラガンが遠目から様子を見ている)
    おーい、
    こそこそしてないで
    おまえらもこっちにきたらどうだ?
    ハルシロ
    (カネロニ、ドラガンがチャボたちのところへ来る)
    カネロニ・・・・。
    ドラガン・・・・。
    ハルシロ
    いっぱいヒドイこと言ってごめんっ!
    カネロニ
    なっ!?
    なんでハルシロが謝るっぷ!?
    ドラガン
    そうですよ!
    今回のことは全部
    ボクの説明不足が原因なんですよ!?
    カネロニ
    違うっぷ!
    元はと言えば、わちが秘薬を
    きちんと調べなかったのがいけなかったっぷ!
    ハルシロ
    おっちゃんもドラガンも
    何言ってんだよ!
    どう考えても、おれが一番悪いだろ!!
    ハルシロ
    おれがスターシェルの秘薬が
    コトミヲには効かがいって、
    勝手に勘違いしたから・・・・。
    カネロニ
    違うっぷ!
    悪いのはわちっぷ!
    ドラガン
    いーえ! ボクです!!
    ブラウン
    あーもう、
    みんなで「ごめんなさい」して仲直り!
    それでいいんじゃないか?
    ハルシロ
    じゃあ、せーので言うそ?
    せーの・・・・!
    ハルシロ
    ごめんなさい!
    コトミヲ
    ふふふっ。
    どう? ハルシロ。
    この街、気に入った?
    ハルシロ
    ・・・・まぁ、
    悪くはないかな。
    セピア
    よぉ~し!
    じゃあ改めて、
    パーティを開きましょう!
    ハルシロ
    パーティ!?
    ごちそう食えるの!?
    ロビン
    もちろん!
    でもハルシロも準備手伝うのよ。
    もうこの街の一員なんだから。
    セピア
    それから、
    みんなで歌を歌うの!
    ハルシロもちゃんと歌うのよっ!
    ハルシロ
    ええーーーーーーーーーっ!?
    (みんなでワイワイ盛り上がる)