メインクエスト会話集(第1章)<広がる地平線>
1.アセナの持ってきた卵
-
- アセナ
- そうか・・・・いつのまにか
世界が封印されていたとはナ・・・・。 - アセナ
- 失われた世界を元通りに復興するって、
あんた、すごいことをしようとしてるナ。
えらいナ。 - ロビン
- ううん、すごくなんてないわ。
私は、父に頼まれたことをやっているだけ。 - アセナ
- で、その世界が封じ込められた卵というのは
・・・・これのことかナ?
(アセナが卵を取り出す) - ロビン
- そう、これ!
あなたも持っていたのね? - アセナ
- ああ、湖で拾ったナ。
ロビンにあげるナ。 - アセナ
- しかし、こんなちっぽけな卵が
世界を広げてしまうとは、驚きだナ。
まるで水面に落ちた一滴のインクのようだ、ナ。 - ロビン
- ありがとう、アセナ。
詩人なのね。 - アセナ
- ノームは基本的にロマンチストだナ。
じゃあ、わしはこれでナ。
(アセナ立ち去る) - マリー
- あー!
もしかして、また卵?
(マリー登場) - ロビン
- アセナが持ってきてくれたの。
- マリー
- チャボ、割って割って!
今度はどんな世界が広がるのかな。
(幻妖の卵を入手した!)
2.卵のなかの大草原
-
- ヨルダ
- やっぱりそうだ!
知らない間に街ができてるわ。 - ヒルダ
- やっぱりそうなのね、
知らない間に街ができていたのね。 - ヨルダ
- どうする?
- ヒルダ
- どうしましょう?
- ヨルダ
- ヒルダ、わたしたちの目的は何?
- ヒルダ
- ヨルダ、それは世界征服。
- ヨルダ
- 世界征服には、お金がかかるわね。
どうやってお金を集めるのだっけ? - ヒルダ
- お金を集めるには、商売だったわね。
短絡的に盗んだりしてはダメよね? - ヨルダ
- わたしたちは高貴なグレムリン一族。
短絡的に盗んだりしてはダメだわ。 - ヒルダ
- (ヒルダが商売大全を取り出す)
お父さまが残してくれた、商売大全! - ヒルダ
- これさえあれば、わたしたちも
たちどころに大金持ちになれるわ。 - ヨルダ
- たちどころに大金持ちになるためにも、
まずは売るものが必要ね。 - ヒルダ
- その気になれば、石ころだって葉っぱだって、
なんだって売れるわ。 - ヨルダ
- その気になって、あの街の住人に
売りつけてやりましょう、ヒルダ。 - ヒルダ
- そうね、世界征服のための
第一歩を踏み出しましょう、ヨルダ。
(ヒルダとヨルダ立ち去る) - マリー
- (チャボとマリー登場)
あの卵には草原が詰まっていたのね!
風が気持ちいい! - マリー
- あら? あなたはどなた?
- ジャズー
- (ジャズー登場)
くーーーん。 - マリー
- どうしたの?
お腹空いてるの? - ジャズー
- ハァッハァッハァッ!
- マリー
- でも、ごめんね、
今、あげられるものがないの。 - ジャズー
- ・・・・ケッ!
- マリー
- 今、ケッて言った?
(ジャズー砂煙をあげて立ち去る) - マリー
- ケホッ、ケホッ!
なんなのーあの犬!
待ちなさーい!
3.コキタナイ犬
-
- ヨルダ
- 石ころも葉っぱも
たくさん集まったわね。 - ヨルダ
- これだけ集めれば
そろそろ大金持ちじゃないかしら? - ヒルダ
- お店に並べたとたんに、大金持ちね。
世界征服、意外と近い道のりだったわ。 - ヒルダ
- (ジャズー登場。
二人にバレないように岩陰に隠れている)
あら、でもまだお店がなかったわ。
このままじゃ、ただの石ころと葉っぱね。 - ヨルダ
- 大丈夫。こんな時のために
お父さまの形見の指輪があるでしょう? - ヒルダ
- そうだったわ、こんな時のために
お父さまの形見の指輪があるのよね。 - ヒルダ
- (ヒルダが形見の指輪を取り出す)
これをお金に替えて、
お店を建てましょう。 - ジャズー
- (ジャズーが二人に近づく)
くーーーん。 - ヨルダ
- あら、コキタナイ犬ね。
- ヒルダ
- ええ、コキタナイ犬だわ。
- ヨルダ
- この犬もわたしたちと一緒に
世界征服に参加したいのかしら? - ヒルダ
- 参加したいのかもしれないわね。
- マリー
- あー! さっきの犬!
(チャボとマリー登場。
そのスキにジャズーがヒルダとヨルダの背後に回る) - ヨルダ
- その赤い帽子、
まさかレッドキャップかしら? - ヒルダ
- レッドキャップだとしたら、
ずいぶん野蛮なものに出会ってしまったわね。 - マリー
- わたしはマリー。
こっちにいるのはお察しのとおり
レッドキャップのチャボよ。 - ヨルダ
- わたしたちは、ヨルダとヒルダ。
グレムリン族、大商人の娘。 - ヒルダ
- あなた、鬼なんかと一緒にいて
よく無事でいられるわね。 - マリー
- んー、チャボは
元レッドキャップと言ったほうが
正しいかな・・・・。 - マリー
- そんなことより!
その犬、気をつけたほうがいいわよ! - ヒルダ
- (ジャズーがヒルダから何かを盗み、
走って立ち去る)
いたたた・・・・なんなの、あの犬。 - ヨルダ
- 世界征服したら、
あの犬、真っ先に牢屋送りね。 - ヒルダ
- あら・・・・ないわ・・・・。
- ヨルダ
- どうしたの?
- ヒルダ
- ないわ。
お父さまの形見の指輪がない。 - ヨルダ
- まさか、今の犬が・・・・!
- ヨルダ
- 追いましょう、ヒルダ。
- ヒルダ
- ええ、追いましょう。
(ヒルダとヨルダがジャズーの後を追う) - マリー
- わたしたちも行こう。
(チャボが頷き、マリーと共にヒルダたちの後を追う)
4.指輪泥棒
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- ヨルダ
- 見つけたわ。
もう逃げられないわよ。
(ヒルダたちがジャズーに追いつく) - ヒルダ
- もう逃げられないわね。
おとなしく指輪を返しなさい。 - ジャズー
- くーーーん。
- ヨルダ
- ・・・・それが何?
- ジャズー
- ・・・・チッ!
(ジャズーが走って立ち去る) - ヒルダ
- 逃がさないわ。
(ヒルダとヨルダがジャズーの後を追う)
5.人食いオーク?
-
- ヨルダ
- (ジャズーが行き止まりで立往生しているところ、
ヒルダたちがジャズーを追いつめる)
追い詰めたわ。 - ヒルダ
- おとなしく指輪を返すのね。
- -
- ヒルダがジャンプしてジャズーに襲いかかろうとするが、
ジャズーがそれをかわし
ヒルダが勢いよく画面外に突っ込んでしまう - ランダ
- (画面外からランダの声)
ごーーーはーーーんーーーきーーーたーーー! - ヨルダ
- ヒルダ!?
- ヒルダ
- 離しなさい!!
- ランダ
- ごーーーはーーーんーーー!
- -
- ヒルダが襲いかかるランダから逃げようとするが、
結局捕まってしまい画面外に連れ出される - ヨルダ
- ヒルダ、あなたの死は無駄にしないわ。
わたしたちの夢は、必ず叶えてみせる。 - マリー
- あ・・・・あいつは何者なの!?
- ジャズー
- 食いしん坊のオーク族、ランダじゃ。
いつも腹をすかせておる。 - マリー
- 食いしん坊のランダ・・・・?
っていうかあんた、喋れるの!? - ジャズー
- 多少はの。
わしはジャズーじゃ。 - マリー
- 早く助けに行かないと、
ヒルダが食べられちゃうわ。 - ジャズー
- いやいや、オーガじゃあるまいし
心配せんでも食べられはせんよ。
・・・・いや、待てよ。 - ジャズー
- そう! あいつは凶悪な人食いじゃ。
既に足一本くらいは食われているかもしれん。
一刻も早く助けに行かねば、命が危ういぞ! - ヨルダ
- そう。
それがヒルダの運命がら受け入れるべきね。 - マリー
- 何言ってるの!
やれるだけのことをやった結果を
運命って言うの! - ヨルダ
- そうね、姉妹だし、
骨ぐらいは拾ってあげましょうか。 - マリー
- チャボ、追うわよ!
(チャボが頷き、ヨルダと共にランダの後を追う)
6.ポイズンフィールド
-
- ジャズー
- 待つのじゃ、若い衆。
(ジャズー登場) - マリー
- ヒルダの命が危ないんでしょ?
早く行かないと! - ジャズー
- いや、そのまま行っても、
返り討ちに合うだけじゃ。 - ヨルダ
- 返り討ち?
わたしまで食べられるのはゴメンだわ。 - ジャズー
- まずはヤツのポイズンフィールドを
打ち消さんといかん! - マリー
- ポイズン・・・・フィールド??
- ヨルダ
- なら、もうビルダは手遅れね。
それはそうと、あなた、指輪返しなさい。 - ジャズー
- あっ! ああ・・・・っとだな・・・・
そうじゃ、そうじゃ! おぬしの姉はもう
フィールド内におるから大丈夫なんじゃ。
-
選択肢で「どうも嘘くさい」を選択する
- ジャズー
- (チャボ:首をかしげる)
真実とは、得てしてそういうものじゃ。
選択肢で「なんで知ってるの?」を選択する- ジャズー
- (チャボ:首をかしげる)
長生きしておれば、
おぬしにもわかる日が来る。
選択肢で「フィールドを消すことはできるの?」を選択する- ジャズー
- (チャボ:説明する仕草)
そう、そこで
わしの出番じゃ!
-
- ジャズー
- わしなら、そのポイズンフィールドを
消し去る呪文が使える! - マリー
- あやしいなあ・・・・。
- ジャズー
- この指輪と交換でなら
呪文を唱えてやってもいい。
・・・・さあどうする? - ヨルダ
- ・・・・ヒルダが本当に生きて戻ってくるなら
あげてもいいわ。 - ジャズー
- うむ・・・・大丈夫じゃ!
ヒルダはまだ生きておる。 - マリー
- なんでわかるのよ。
- ジャズー
- 匂いじゃ!
まだあの小娘の
ピチピチと活きの良い匂いが漂っておる! - ヨルダ
- いいわ、呪文をかけてちょうだい。
- ジャズー
- なかなか話のわかる小娘じゃ。
ほないくで。 - ジャズー
- ま~め~ け~ま~
だろだって~ だ~だらだ~の~
ほんげれぷー!! - マリー
- おしまい?
- ジャズー
- おしまい。
あとはよろしく。
(ジャズーが走って立ち去る) - マリー
- あ、逃げるな!
ウソつきー!! - ヨルダ
- 大丈夫よ。
ヒルダ、生きてはいるみたい。 - マリー
- なんでわかるの?
- ヨルダ
- 双子だから、気を感じるのね。
- マリー
- 双子ってそういうものなの?
- ヨルダ
- 双子ってそういうものなのよ。
7.商人と食いしん坊
-
- ヨルダ
- ヒルダ、どこにいる?
- マリー
- 待って・・・・声が聞こえる。
- ランダ
- おいら得意だーよ。
- ヒルダ
- (フィールドの奥でヒルダとランダが話し合っている)
そうなのね。
なら、うちの店で仕入れてあげるわ。 - ランダ
- えへ、えへ、
ごはんいっぱいくれたら
いっぱい石ころとってくるだーよ。 - ヒルダ
- (ヨルダたちがヒルダの元へ駆け寄る)
あらヨルダ、来たのね。 - ヨルダ
- 来たわ、ヒルダ、
無事だったようね。 - ヒルダ
- 無事じゃないわ。
ヨダレまみれよ。 - マリー
- ヨダレまみれなだけ?
凶悪な人食いオークじゃなかったの? - ヒルダ
- あら、あなた、
凶悪な人食いオークだったの? - ランダ
- 人を食うのは、オーガだろー?
おいら、腹ぺこでも
人は食わねーだーよ。 - マリー
- ウソだったのね!
じゃあ、ポイズンフィールドは? - ランダ
- ぽいずん、ふぃーるど?
おいらよくわからねーだ。 - マリー
- ジャズーのヤツ!
- ヒルダ
- ランダは石を集めるのが得意らしいわ。
うちの店で仕入れてあげましょう。 - ヨルダ
- あら、もう自分で拾わなくていいのね。
仕入先も見つかって、
わたしたちの夢にまた1歩近づいたわ。 - マリー
- あなたたち、お店を開きたいの?
わたしたちの街に来なさいよ。
いくらでも土地は余ってるから。 - ヒルダ
- それはわたしたちが
お店を開こうと思っていた街かしら。 - ヨルダ
- それはわたしたちが
お店を開こうと思っていた街らしいわね。 - ヒルダ
- いいわ、行きましょう。
ランダもおいで。
(ランダ:頷く) - マリー
- じゃあ決まりね!
また街がにぎやかになるわ。
8.ヨルダとヒルダのお店
-
- ヒルダ
- そう、お父さまの形見の指輪、
盗られてしまったのね。 - ヨルダ
- ええ、でもヒルダが生きて戻って来たから
後悔はしていないわ。 - ヒルダ
- あなたは本当に姉想いなのね。
- ヨルダ
- そうね、姉想いのようね。
- ヒルダ
- 指輪はいつか取り戻せばいいわ。
それまで、お店は持てないけど。 - ヨルダ
- すぐにお店が持てなくても、
わたしたちには商売大全があるわ。 - ヒルダ
- そうね、商売大全を読めば
わたしたち、たちまち大金持ちね。 - ロビン
- 指輪のことは気の毒だけど、
すぐにお店は持てるわ。
だって、この街に必要だもの。 - ロビン
- ビッケにアセナにセドナー!
集まってー! - アセナ
- (ビッケ、アセナ、セドナ登場)
なんナ? なんナ? - ビッケ
- なんか用どわ?
- ロビン
- あのね、お仕事を頼みたいの。
このふたりにピッタリな
素敵なお店を作ってあげてくれない? - セドナ
- お安いご用じゃナ。
- ロビン
- 場所はそうね、
あそこがいいかしら。 - ビッケ
- ちょっと待ってろどわ。
目にもの見せてやるどわ。 - -
- 画面外でビッケたちがお店を建てている
- ビッケ
- できたどわ。
- マリー
- (ロビンたちが完成したお店のところへ行く)
はやっ! - アセナ
- これぞ匠の技だナ。
用があったらまた呼んどくれナ。 - ロビン
- ありがとう!
- ロビン
- ヒルダ、ヨルダ、このお店を使って。
- ヨルダ
- いいのかしら。
こんなことしてもらって。 - ヒルダ
- タダより高いものはないって言うわね。
- ロビン
- 遠慮しないで。
あなたたちがお店を開いてくれたら
きっとみんなのためになるから。 - ヨルダ
- わかったわ。
ありがたく受け取っておくわ。 - ヒルダ
- お返しに、わたしたちが
世界を征服したその時は、
あなたを一番の召使いにしてあげるわ。 - ロビン
- 召使い?
- ヨルダ
- ヒルダ、
そのことはまだふたりだけの
ないしょのお話よ。 - ヒルダ
- そうだったわね、ヨルダ。
まだないしょのないしょのお話だったわね。 - ヨルダ
- さあ、働きましょう、ヒルダ。
- ヒルダ
- ええ、稼ぎましょう、ヨルダ。