メインクエスト会話集(第2章)<万病の秘薬>
1.太陽をめざして
-
- ロビン
- あ、チャボ。
今ちょうどあなたの話を
していたところなの。
- ハルシロ
- こいつが、
外に出るならおまえと
一緒じゃないとダメって言うんだ!
- ハルシロ
- だからおまえ、
ちょっとおれに付き合ってくれよ。
-
選択肢で「はい」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:頷く)
ほんとか!?
さすが、ツノはなくても
ゴブリン族なことだけはあるぜ!
選択肢で「いいえ」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:首を横に振る)
ケッ。
やっぱツノが折れてるゴブリンなんか、
ケケ虫みたいなもんだな。
-
- ドラガン
- (ドラガン登場)
あ、チャボさん。
ここにいたんですね。
- ドラガン
- (ドラガンが卵を取り出す)
見てください。
ボク、またまた卵を見つけちゃったんです。
すごいでしょう?
- ハルシロ
- なんだそれ?
バクダンか!?
おれにも見せてくれよ!
- ロビン
- それは、そんな物騒なものじゃないわよ。
世界が詰まった大事なものなの。
- ドラガン
- キミはたしか、ハルシロさんでしたね。
お姉さんがケガをしてるとかどうとか・・・・。
- ハルシロ
- そう! そうなんだよ!
だからおれ、
太陽を割りに行こうと思ってるんだ!
- ドラガン
- ああ、そういう事なら
1人でも多いほうが・・・・。
- ドラガン
- って、太陽を!?
- ロビン
- 割る!?
- ハルシロ
- チャボもゴブリン族なら
聞いたことあるだろう?
万病の秘薬『太陽の雫』って。
-
選択肢で「ある」を選択する
- ドラガン
- (チャボ:頷く)
『太陽の雫』・・・・ボクも
聞いたことがある気がします。
でもそれって・・・・。
選択肢で「ない」を選択する
- ドラガン
- (チャボ:首を横に振る)
いや、確かに聞いた事があります。
でもそれって何というか・・・・。
-
- ハルシロ
- 『太陽の雫』ってのは
太陽を割って、取り出すんだ。
それを飲めば、どんな病気もすぐに治るんだ!
- ロビン
- もしかして、それをコトミヲに?
- ハルシロ
- うん・・・・コトミヲのヤツ、
まだ体調が万全じゃないんだろ?
熱も上がったり下がったりしてるって・・・・。
- ロビン
- ええ。
マリーとアロエちゃんが今付きっきりで
看病してくれてるわ。
- ハルシロ
- でも、そんなのいつ治るかわかんないじゃん!
もっと手っ取り早く、
治せる方法があるんだ!
- ハルシロ
- だから、チャボ!
コトミヲのために太陽を割りに行くの
手伝ってくれよ!
- ドラガン
- でも、どうやって
太陽まで行くんですか?
- ドラガン
- ボクたちピクシーでも
太陽までは飛べませんよ。
- ハルシロ
- そうなんだよな・・・・。
太陽まで届きそうな高台なんて、
どこにも見当たらないしなぁ。
- ドラガン
- でしょう?
太陽を割ることは、
無理だと思いますよ?
- ハルシロ
- やってみないとわからないじゃん!
太陽、割りたいんだよ!
割らなきゃダメなんだよ!
- ロビン
- コトミヲが心配なのね。
でも、ハルシロの望みは
コトミヲの病を治すことでしょう?
- ロビン
- ケガが治れば、太陽を割る必要だって
なくなるわ。わざわざ危険な方法を
選ばなくてもいいんじゃないかしら。
- ハルシロ
- ええーっ・・・・
まぁ、それはそうなんだけど・・・・。
- ドラガン
- ま、まぁ、とりあえず、
この新しい世界が詰まった卵を
割ってみましょうよ。ね?
- ドラガン
- 太陽の雫だって、
ひょっこり現れるかもしれませんよ?
- ハルシロ
- この卵の中に
新しい世界がねぇ・・・・。
2.なつかしの砂浜
-
- ハルシロ
- なんだここ・・・・。
ただの海岸じゃないか。
- カネロニ
- (カネロニ登場)
おお・・・・。
なつかしの砂浜・・・・。
- カネロニ
- 昔よくここでカニを踏んだり、
宝の地図を奪いあったり、
貝と小銭を取り換えっこして遊んだっぷ・・・・。
- ハルシロ
- はぁ? カニ? 宝?
意味わかんねぇー。
っていうか、おまえだれだ?
- カネロニ
- ぷぷっ?
あんたも誰っぷ?
- ハルシロ
- おれは天オゴブリンのハルシロ様だ――っ!
- ハルシロ
- あっ! 分かったぞ!
おまえ、コトミヲに怪我させたやつだろっ!!
- カネロニ
- ぷっ!?
なんのことっぷ!?
- ハルシロ
- おまえのせいでコトミヲは
怪我して、そこからバイキンが入って
大変なことになってんだぞ!?
- カネロニ
- わち、コトミヲなんて知らないっぷ!
濡れ衣っぷ!!
- ハルシロ
- じゃあなんで来たんだよ!!
- カネロニ
- はぁ?
なんで来たか??
- ハルシロ
- 説明できないならおまえが悪い!
- カネロニ
- はぁ?
そうっぷか?
わち、悪いっぷ?
-
選択肢で「悪い」を選択する
- カネロニ
- はあ!?
選択肢で「悪くない」を選択する
- カネロニ
- やっぱりそうだっぷ!!
-
- カネロニ
- ・・・・ん?
待てよ・・・・?
- ハルシロ
- どうした?
自分の罪を思い出したか?
- カネロニ
- いや、そうじゃないっぷ。
この砂浜にある秘薬のこと
思い出したっぷ。
- ハルシロ
- 秘薬!?
ここで太陽を割って、
太陽の雫を取り出せるのか!?
- カネロニ
- そうそう、
岬に沈みかけた太陽を、
プスッと・・・・
- カネロニ
- って、違うっぷ。
- ハルシロ
- なーんだ。
- カネロニ
- そんなことしなくても、
この砂浜のどこかに、
スターシェルって貝がいるっぷ。
- ハルシロ
- スターシェル?
そいつをつかまえればいいのか!?
- カネロニ
- いや、つかまえなくても、
そいつに溜まる雫が
手に入ればいいっぷ。
- ハルシロ
- 雫か・・・・。
太陽とスターシェル・・・・。
格が違う気がするけど・・・・。
- カネロニ
- 貝の方が、ぜんぜん格上だっぷ。
貝の外側は、ぜんぶ宇宙だっぷ。
つまり貝は、宇宙の外の生き物だっぷ!
- ハルシロ
- マジかっ!?
そいつが手に入れば、
コトミヲの熱は下がるんだな!?
- カネロニ
- おそらく、そうなるっぷ。
- ハルシロ
- よーし!
探そうぜ、チャボ!
スターシェルの雫を!
(チャボ:頷く)
3.三人組
-
- ハルシロ
- (ハルシロが画面内をあちこち駆け回る)
スターシェル――!
スターシェルはどこだーーーーっ!?
- ハルシロ
- (カネロニが遅れて現われる)
あっ!
ゲロ夫!!
今までどこに隠れてた!?
- カネロニ
- わち、ゲロ夫じゃないっぷ!
隠れてもいないっぷ!!
ハルシロが先に行き過ぎなんだっぷ!!
- ハルシロ
- うるさい!
嘘つきゲロゲロ野郎!
スターシェルなんかどこにもないじゃないかっ!
- カネロニ
- そう、焦るなっぷ。
スターシェルは
もっと奥にあるっぷ。
- ハルシロ
- 本当か?
チャボもそう思うか?
-
選択肢で「はい」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:頷く)
そうか・・・・。
おまえが言うなら信じるよ。
ツノは折れてるけど、ゴブリンだしな。
選択肢で「いいえ」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:首を横に振る)
ゲロ夫!!
チャボは
違うって言ってるぞ!?
- カネロニ
- ツノが折れたゴブリンなんか
ケケ虫と同じっぷ!!
まともに聞くことないっぷ!!
- ハルシロ
- まぁ、確かにそうだな・・・・。
-
- ハルシロ
- もしスターシェルの雫が
手に入らなかったとしたら、
その時は太陽を割りに行くぞ!
- カネロニ
- いや、だからそれは無理っぷ。
- ハルシロ
- へへん!
それが無理じゃないんだよ。
おれたちゴブリン族だけの秘密さ。
- カネロニ
- 秘密?
- ハルシロ
- ああ、いざとなったら
太陽にも手がとどく!
それがおれたち、ゴブリンだ!
4.水も、砂も
-
- ハルシロ
- なあ。
このままこの広い浜辺を
地味に探してまわるつもりか?
- カネロニ
- 地味に?
- ハルシロ
- おまえのなかまを呼んで、
一気に砂を掘り起こすとか・・・・。
- カネロニ
- わち、そんなに友達いないっぷ・・・・。
- ハルシロ
- おまえ、友達いないのかよ?
- カネロニ
- そこはデリケートな部分なんで、
あまり触れないで欲しいっぷ。
- ハルシロ
- じゃあ、この広い海岸でどうやって
スターシェルを見つけるんだよ!?
- カネロニ
- 地味に探すしかないっぷ・・・・。
- ハルシロ
- 地味に探すって・・・・
そんなことしてる間にも
コトミヲは熱で苦しんでるんだぞ!?
- ハルシロ
- その辺にいる連中、
みんな締めあげて聞き出すのが
てっとり早そうだな!
- カネロニ
- 締め上げちゃダメっぷ!
お願いして、教えてもらうっぷ!
- ハルシロ
- 教えてもらう!?
その辺にいるのは、
みんなモンスターじゃないか!
- カネロニ
- モンスターに聞くんじゃないっぷ。
水も、砂も、答えを知ってるっぷ。
- ハルシロ
- ・・・・サハギンは時々
わけわかんない事言うな。
- カネロニ
- 水も、砂も、いつも語りかけてるっぷ。
わちらが耳を澄ませていれば、
スターシェルもきっと見つかるはずっぷ。
- ハルシロ
- ふーん。
だったらおまえらだけで探したらいいよ!
おれは街で待ってるから。
- ハルシロ
- その代わり、スターシェルが
見つからなかった時は、
街をブチ壊してやるからな!
- カネロニ
- なんでそうなるっぷ!!
- カネロニ
- そんなことしたら、
わちだけでなく
みんな激怒するっぷ!!
- カネロニ
- けちょんけちょんにして
街から追い出してやるっぷ!!
- ハルシロ
- じょ、冗談だよ!
ちゃんとおれもちゃんと探すって!
5.カネロニの自信
-
- ハルシロ
- はぁ・・・・。ここにもない。
もうこんなとこ探し回るより、
太陽を割りに行ったほうが早いんじゃないか?
- カネロニ
- まだそんなこと言ってるっぷ?
太陽なんて簡単に割れないっぷ。
スターシェルを探したほうが早いっぷよ。
- ハルシロ
- そんなこと言って、
さっきからぜんっぜん見つからないじゃんか!
ほんとはスターシェルなんてないんだろ!
- カネロニ
- そんなことないっぷ!
昔わちが熱を出したとき、
親父がスターシェルの雫で治してくれたっぷ!
- カネロニ
- だからスターシェルはあるっぷ!
きっと、もっと奥に行けば
見つかるっぷ!
- ハルシロ
- ・・・・本当だな!?
嘘だったら、その頭のやつ、
おもいっきり引っこ抜くからなっ!!
- カネロニ
- わち、生まれてこのかた
嘘ついたことないっぷ。
さっ、早く行くっぷ。
(カネロニが先に行ってしまう)
- ハルシロ
- ・・・・まぁ、たとえその
ナントカの雫がなくても、
太陽を割りに行けばいいんだもんな。
- ハルシロ
- そんときは手伝ってくれよな!
チャボ!
-
選択肢で「はい」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:頷く)
さすがはゴブリンだ!
ツノは折れても、魂までは折れてない!
選択肢で「いいえ」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:首を横に振る)
なんだよそれー!
ツノだけじゃなくって
魂まで折れちまってるのかよー!
選択肢で「その時?」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:首をかしげる)
おれが、太陽を割りに行くときさ!
手伝ってもらうからな!
6.スターシェルを探して
-
- ハルシロ
- おー!
ここだったらスターシェルが
見つかりそうな気がするぞー!
-
選択肢で「おーーーーーーーっ!!」を選択する
- ハルシロ
- (チャボ:ぐるっと1回転したあと、
片手を上げて賛同のポーズ)
よっし!
気合じゅうぶんだ!!
選択肢で「・・・・・・・・。」を選択する
- ハルシロ
- ・・・・・・・・。
ノリ悪いなぁ。
-
- カネロニ
- わちの言ったとおりっぷ。
ここらへんにきっと
スターシェルはあるっぷ。
- ハルシロ
- カエルのおっちゃんも
たまには本当のこと言うんだな!
- カネロニ
- カエルのおっちゃんじゃないっぷ!
- ハルシロ
- そんなことより、
早くスターシェルを探そうぜ!
コトミヲが待ってんだからさ!
(ハルシロが先に行ってしまう)
- カネロニ
- ま、待つっぷ!
置いてくなっぷ!!
(カネロニ、チャボも後を追う)
7.万病の薬・スターシェル
-
- ハルシロ
- どこだっ!?
スターシェル!!
- ハルシロ
- おーーーっ!?
何かがキラキラ光ってるぞ!?
- ハルシロ
- これじゃないかっ!?
万病の薬になるっていう
スターシェル!!
- カネロニ
- それっぷ!
それに雫を絞って集めるっぷ!
- ハルシロ
- そうか!
じゃあコイツは
おっちゃんに預けておくよ!
- ハルシロ
- おっちゃんの方が
こういうの得意だろ?
だから頼むよ、おっちゃん!
- カネロニ
- ハルシロ・・・・。
わかったっぷ。
ソレはわちが責任を持って絞るっぷ!
- ハルシロ
- (ハルシロがカネロニにスターシェルを渡す)
コトミヲ、待ってろよ!
すぐに薬を持ってくからなーー!!
8.ドラガンの助言
-
- ハルシロ
- (カネロニ、チャボのもとにハルシロがたちがやってくる)
ゲロ夫ーーーーーーーーっ!!
雫はちゃんと絞れたか――っ!?
- カネロニ
- し、絞れたっぷ!
- コトミヲ
- 雫?
- ハルシロ
- そうさ!
この貝にたまった雫が
万病の薬になるんだって!
- ロビン
- 万病の薬に?
- ハルシロ
- ああ!
コトミヲ、まだ熱が下がらないんだろう?
飲んでみて!
- ロビン
- どう?
コトミヲ?
- ハルシロ
- ・・・・どうだ!?
- コトミヲ
- ・・・・・・・・。
効いて来てるような・・・・
効いてないような・・・・。
- ドラガン
- 万病に効く薬
スターシェルの雫ですか?
- ハルシロ
- ああ!
コトミヲの熱が下がらないから
おれたちで探してきたんだ!
- ドラガン
- なるほどね。でも・・・・
スターシェルの雫なんて、
効かないでしょう?
- カネロニ
- えっ!?
- コトミヲ
- そうなの!?
- ハルシロ
- えーーーーーーーーっ!?
スターシェルの雫が薬になるって
ゲロ夫が言ったんだぞ!?
- ハルシロ
- やっぱりおまえ、
おれを騙したんだな!?
こんな街、めちゃくちゃにしてやる!
- カネロニ
- そ、そんなはずはないっぷ!
わちはたしかにスターシェルの雫を飲んで、
それで病気が治ったっぷ!
- ドラガン
- まぁまぁ、落ち着いて。
確かにスターシェルの雫は
万病に効く薬だと言われてます。
- ドラガン
- でもそれが効くのは、
カネロニたち、水棲生物のみ。
他の種族に使うには改良をしないと。
- ハルシロ
- 改良ー!?
何をどう改良するんだ?
- ドラガン
- フンゴ苔と、ガラスの綿毛、
このふたつを混ぜる必要があるんです。
- ハルシロ
- えーーーーーーーーっ!?
あとふたつもーっ!!
太陽割ったほうが早ぇよーっ!
- ドラガン
- しかもフンゴ苔は、
巨大なバケモノの胃の中にあると聞きます。
- カネロニ
- 巨大なバケモノっぷ!?
- ロビン
- そんな・・・・
ハルシロが採りに行くには
危険すぎるわ・・・・。
- ハルシロ
- そいつはどこにいるんだ!?
- コトミヲ
- ハルシロ、話を聞いてなかったの!?
相手はどこにいるかもわからない、
巨大なバケモノなのよ!?
- ハルシロ
- どんなバケモノだって関係ない!!
待ってろ、コトミヲ!
おれが薬を手に入れてやるからな!